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2014.05.21

炊き出し用の乾燥食材の開発の話

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 2014年5月12日に、地元下知地域の高知市議である高木妙さんのご紹介で、高知大学大学院農学専攻修士課程の小林智子さんをご紹介いただきました。

 お話を聞きますと、「災害時の避難所の食事は、おにぎりや菓子パンなど炭水化物中心。栄養バランスが悪く、ビタミンやたんぱく質などの栄養素が足りなかった。罹災者の心と体を温め、必要な栄養を補い安堵感を与えたのが炊き出しでした。

 炊き出しについての衛生面、安全面、栄養価など災害時を想定した事前の準備が必要です。乾燥食材を使用した「炊き出しセット」(仮称)の試作を高知大学農学部市川昌広教授と高知県工業技術センターと協議して進行中です。

 乾燥食材が災害時の炊き出し食材として有益かどうかの調査を下知地域の自主防災会や防災部会の協力を得て調査活動をさせていただきたい。」と言うことでした。

 確かに下知コミュニティ・センターは、高木妙さんのご支援もあり、屋上に災害時炊き出し用LPガス・ユニットを設置いたしました。昨年11月には130人分の炊き出し訓練を実施し、お米をガスで炊き、カレーを調理し、参加者で皆で食べました。

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 しかし下知コミュニティ・センターには、LPガス・ユニットと飲料水(2000L)はありますが、残念ながら調理室がありません。災害時には当然水を普段の調理時のようにふんだんに使えません。
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 米飯に混ぜ合わせて炊き込みご飯風にする。あるいはカレーや豚汁のように栄養価の高いバランスが取れた食材を炊き出しする。一袋50人ぐらいの食材が常温で1年程度保管出来ることができれば、既にお米は常温で1年保存できる様式(脱酸素剤入り)で、下知コミュニティ・センターに既に在庫してあります。罹災時の地域の絆づくりや、復興・復旧の力になることでしょう。

http://futaba-bousai.cocolog-nifty.com/blog/2013/12/post-c025.html(横田政道さん考案の2㎏入りの保存米)

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 小規模な炊き出しをして実験し、秋ごろに下知コミュニティ・センターを活用した避難宿泊・避難所開設訓練時に、「乾燥食材」などを活用させていただいたらいいですね。


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