教訓 面白くないことはしないことです
W杯の期間中に安倍内閣は、矢継ぎ早に国民が「政治に無関心」であることと、国会での多数の議席を背景に、解釈改憲や憲法で禁止されている集団的自衛権行使を強引に閣議決定しようとしています。
そのことに対してFBを眺めていますと賛否両論があるようですね。「中国や韓国の者どもに日本人の気概を示せ:という意見と「せっかく平和国家として敗戦後築いてきた歴史の全否定はいけない」という両論があるようです。
またFBには「この日本が危ない時期に、W杯で浮かれている馬鹿たちがいるにはいかがなものか」と言う一見正論風な、真面目な意見も散見されます。
その「正論」に一言。「掛け値なしにW杯」は面白い。今朝も午前4時に起きて、ガーナVSドイツ戦を見ました。余計な解説は不要。身体能力のある男たちの競い合いは本当に面白い。作為も何もない凄いものです。
FIFA加盟国・地域は209であり、五輪(ロンドン五輪)の参加国。地域の204や、国連加盟国の193より多いのです。1つの種目でこれだけの多くの人達の関心を引き出せるスポーツは他にはありません。
ボール1個あればあらゆる国の人達とコミュニケーションができるのです。内戦の危機を命がけで救ったコートジボアールのドロクバ選手や、ボスニア・ヘルチェゴニヤのオシム会長(元日本代表監督)などは、ノーベル平和賞を与えるべき活躍をされているからです。
サッカーには各国独特の背景の元にプレースタイルがあります。それプラス外国人監督の影響や、普段プレーする欧州クラブなどの影響も絡まり見ていて飽きません。
下らないのはテレビ局の不必要な煽りや、実力がないのに必要上に日本代表を持ち上げることです。それらを差し引いても「面白いものは面白い」のです。
たしかに私は少年時代と青年初期は、「サヨク」であったと思います。それも極左という分類にはいるでしょう。最近その自分が執着していた「極左」思想や運動は「面白くない」と思いました。
また平和運動や護憲運動、反原発運動という類も「面白くない」ので、全然参加しようとか、様子を伺おうとかいう身持ちになれません。自分の貴重な時間を面白くないことには一切消費したくはないのです。
かといって政治や社会運動には関心がないといえばそんなことはありません。4月にあった統一地方選挙にはちゃんと投票しました。選挙公報や候補者の文章も丹念に読みました。社会運動もおくられてくる情報も精読していますが、わたしの居場所はありません。
ヨットは毎回変化があり面白い。身体もとことん使います。前夜から準備するほど面白い。自主防災会の活動は生存本能に基づいています。それ以上でも以下でもないからです。サッカーW杯は掛け値なしに面白いのです
当分はその姿勢でいくでしょう。他人様からどう思われようが関係ありません。他人の目を意識するほど暇ではありませんから。人生は限られています。
安倍内閣が今やろうとしていることは「全然面白くありません。」やってはいけないことです。日本人の多様化を否定し、稚拙な世界観に国民を「閉じ込めよう」としています。絶対にやってはいけないことです。
面白おかしく安倍内閣のやっていることをやめさせましょう。面白くない運動は力を持ちませんから。大衆は決して馬鹿ではないです。普段の生活に追われていながらも、見るべきところはちゃんと見ています。
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