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2014.08.08

安全はすべてに優先する

 その原理原則を理解せずに、不決断きわまりないのが、8月8日時点でのよさこい祭り振興会。一体どうしたことでしょう。

http://www3.nhk.or.jp/news/html/20140808/t10013662841000.html

 その言い分は「踊り子の情熱を発散できる場を作りたいので、あさっての本祭はできるだけ予定どおり開催する前提で判断を下したい」というもの。おかしい理屈である。

 市民の安全より、踊り子たちの熱意を優先するのだろうか?本末転倒の発想ではないか。

 わたしも経験があります。1988年の事ですからもう26年も前の事。当時高知県最大の野外ロックコンサートを企画していました。実施日は8月13日。

http://www.nc-21.co.jp/dokodemo/whatnew1/okamura/f-tosa1988.html

 ところが前日の8月12日は大雨洪水警報が出て雷が鳴り、雨が降りやみません。

 大雨の中で準備をしていますと、警察から頻繁に電話がありました。
「今陸上競技場の避雷針に雷が落ちました。」

「いの町の八田堰付近で釣りをしていた人が増水中の川に転落して亡くなりました。」

 と連絡してきます。当時は今のように携帯電話などなく、その都度ベース基地にしていた春野パレスの公衆電話にかかって来て、作業を中断して対応せざるを得ませんでした。

 あまりに警察からの電話が頻繁なので、頭にきて「それは警察はコンサートを中止せよと言う勧告を言われているのですか。」と聞きました。

「いえいえそうではありません。あくまで情報を提供しているだけです。」との回答。恐らく会話を録音し、もし事故があれば動くつもりであることがわかりました。

 当時どうしたかといいますと、総予算が4000万程度のコンサートでしたから、「イベント中止保険」をかけていました。掛け捨てで160万円の費用です。それで、もし中止を決断した場合は、チケットの払い戻しの3000万円はカバーできました。ただし観客を会場に入れて、アーテストが音を出せば、一切払い戻し対象になりません。
Ftosa18

 コンサートの最中に雷が落ち、観客が死亡したり怪我しても補償はないのです。ですので、やるかやらないかの判断は当日の朝決める予定でした。

 夜中に理事長から電話があり、「今来たら会場が水没している。体育館でやればどうか」と言われました。わたしは「準備その他で今からでは無理です。中止の方向で調整しています。」と電話を切りました。

 翌朝うっかり寝過ごしてしまいました。そしたら先乗りしているメンバーに電話でたたき起こされました。会場は晴れてますよ。早く来てください。とのことでした。奇跡的にコンサートは開催され、怪我人も苦情も出ず成功しました。

 そういうぎりぎりの経験をしているので、今回のよさこい祭り振興会の不決断はもどかしい。推論ですが「イベント中止保険」をかけていない可能性がありますね。お祭りをやらないと大損する可能性があるからなんでしょうか

 人の命はお金で買えませんよ。それが大原則です。そしたら今の気象条件であれば中止でしょう。

 「安全はすべてに優先する。」ということを腹に入れたら結論はすぐに出る筈です。

Fttosa09ll


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