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2014.09.17

第2回認知症重度化予防実践塾

 2014年9月16日に、「第2回認知症重度化予防実践塾」(高知市高齢者支援課主催)の講座を受講しました。8月の講座は台風の接近で中止になっていて、2回目の受講。7月8日以来です。

 第1回認知症重度化予防実践塾


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 今回をいれて3回の受講。受講者はケアマネージャーや、介護施設関係者、社会福祉協議会の人達など介護のプロの人達が大半。家族としての参加は私を入れて3人です。参加者はスタッフは女性が大半で、私を含めた男性の参加者は少数でした。

 午前中は、石黒秀喜氏(財団法人長寿社会開発センター)の講義がありました。石黒氏自身の身内の介護体験がベースになり多くの教訓を引き出されています。多くの参考になるお話をいただきました。そのなかで印象残った言葉を書いてみます。
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「認知症になられた人のプライドを大切にした関わりが最も大事である。当たり前すぎて誰も教えてくれなかったことです。」

「家族の「励まし」は認知症になられている人には「抑制」となり、苦痛となる。指導教育は無理であることを介護をする人や家族は理解しないといけない。」

「認知症の人との信頼関係をつくることが何より大事。その人の全盛期の人生を知ること。」
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「指示は具体的に1つずつ。一度に複数の用事は実行できにくくなる。抽象的な思考は苦手になる。」

「認知症の人はなにもかにもわからないのではない。ただ問題行動を起こしても怒られる原因が理解できない。しかし扁桃体が作動し、悪い感情は蓄積されていきます。」

「海馬が壊れ、全盛期の自分に戻っている可能性がある。」

「何もできないわけではなく一部の機能が壊れてしまった。「命令」には従わない。「抑制」には抵抗する。本人に恥をかかせないことが大事。」
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「認知症は何も分からなくなって、最後は人でなくなるイメージがいつのまにか日本人の認知症観になった。惚けることを認めない文化が背景にある。小説「恍惚の人」の認知症感を引きずっています。」

「物言忘れがあっても気にならない社会であるべき」でした。

 また石黒氏は「ユマニチュード」(フランスで1979年に生み出された。知覚・感覚・言語を包摂したコミュニケーションを軸にした認知症の人と関わり方の技術)
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「見つめること」「話しかけること」「触れること」「立つこと」(2本の足で立って歩くことが、人間の特徴。歩くことで覚醒水準が向上する。寝たきりは不自然)という考え方は、今になれば当たり前。

 医療現場や介護現場では「認知症」ということで、抑制ばかりの治療が今でも横行しているようですね。石黒氏は車椅子の認知症患者が、「ユマニチュード」により立ち上がり歩けるようになることは不思議ではない、むしろ医療関係者がおかしいと指摘されていました。

 午後からは金田弘子氏(森本外科・脳神経外科医院)から、症例ごとの助言をいただきました。うちの母の場合の悩みは腰痛(脊椎間狭窄症による)が原因の筋力低下による尿失禁です。

 「尿失禁対策はウォーキングの実施でしょう。最近では両手で使用する杖(ノルディックウォーキングで使用)を使えば良いという助言を受けました。母は頑固でなかなか歩こうとしません。

 ケアマネージャーの下村恵子さんと相談し、1日デイの回数を増やしていただき、月曜、水曜、土曜にし、火曜と、木曜は半日型の介護予防通所リハビリにしました。金曜日はわたしがはりまや橋商店街の「活き活き100歳体操」(介護予防体操)へ連れて行っています。

 家族としては社会制度も活用して目いっぱいのことをしています。水分補給はしつこくやり、今でも継続中。こちらは上手くやりました。問題はやはり歩くことですね。施設へ行く回数を増やしたのも専門スタッフにお願いしてあるからです。

 不健康から認知症が進行することも理解できました。1回目の金田先生の講義でも「水分補給」の重要性が理解できました。2本足直立歩行の大事さ、「寝たきりにしない」ことが認知症を遅らせる有力な手段であることもわかりました。

 超高齢の両親(父95歳・母88歳)との付き合いはまだまだ続きます。命には限りがありますが、精一杯家族として面白おかしい人生を共有したいと思う。
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