関係性が大事
コンサルタントの藤村正宏さんのメルマガが来ていました。引用自由ということなので貼り付けました。
今回のキーワードは「関係性」です。
「成功するためには、関係性が大切という当たり前のことを、もう一度確認しておきましょう。」
情報を膨大になって、人々はスマホを片手にSNSで交流する時代。
販促物に一番大切なことは「関係性」です。
何度もさまざまなところで言っていますけど。
生活者は、意識している、していないに拘わらず、どの情報を信じていいかがわからなくなっている。
そういう状況です。
信頼できる情報を求めています。
だから、あなたの販促が信頼できるかどうかを無意識に感じ取っているということ。
信頼される販促、ボクはそれを「関係性の深い販促」と呼んでいます。
よりお客さまに近い存在になるということです。
「関係性」が大事になっているのです。
店の経営者や店長、スタッフの顔を出すと、販促の反応が良くなる傾向にあるのは、そういうことなんです。
だってあなた、顏の見えない人を信頼しますか?
しませんよね。
文章も語りかけるように、お客さまのほうを向いているような「対話」になっていることが重要。
それが信頼になるのです。
これは企業が発信する、すべてのメディアに言えることです。
ブラックボード、チラシやニュースレター、ブログ、ウェブサイト、ソーシャルメディアも。
誰が言っているのかがわかるようにするということです。
よくチラシやダイレクトメールを見ていると、そこに個人が出ていないことがあります。
会社や店から出しているから、関係性がつくれない。
店よりも、そこの店長から手紙が来たほうが、関係性はつくりやすいでしょ。
「拝啓、ますますご健勝のことと・・・」や「いつも弊社をご愛顧くださって、ありがとうございます」
そういうふうに始まるダイレクトメールがあります。
お知らせやお詫びだったそれでいいですが、販促としてはまったく無意味です。
関係性は生まれません。
だから個人からの発信のほうがいいわけです。
できたら写真や似顔絵をいれて、より親しみやすくしましょう。
ボクの塾生さんがやっている、プロのメカニック向けの工具ショップ「ファクトリーギア豊橋店」のチラシは、個人の顔が出ています。
店長の澤山さんの顔はもちろん、働いている女性スタッフの顔も出ている。
このチラシに誰も顏が出ていなかったら、関係性が作りにくいと思いません?
澤山さんのメッセージも手書きで、お手紙みたいになっています。
このチラシで、いつもより2倍以上の集客がありました。
販促のアドバイスをした、石川県のネタにとてもこだわった回転寿司、「金沢まいもん寿司」。
やっぱり店長が顏を出して発信しています。
店長の萩原さんと、長女まで顏を出しています。
いつもはお寿司がずら~って並んでいるだけのチラシでしたが、個人の顔を出して発信することで、以前より150%くらいの集客があった。
個人の顔が出ているか。
語りかけるような文章になっているか。
そういうところを注意してより関係性の深い販促物を作ることです。
ソーシャルメディアの発信も同じです。
Facebookで商品が劇的に売れたアパレルメーカーも、奥ノ谷社長が自ら、地道にコツコツと時間と手間をかけてお客さまとの「関係性」を構築してきたからできたことです。
FacebookやTwitterでモノは飛ぶように売れます。
家や車、高額なモノだって、売れます。
でもそれは、しっかりと時間とお金をかけて人々とコミュニケーションすることが前提なのです。
いきなりFacebookで売込みをしても、無視されるだけです。
逆効果です。
これからは確実に「関係性」の時代になっていきます。
販促物を使って、「信頼・共感・好意」を創りだしていきましょう。
それができたら、お客さまはあなたのことを好きになってくれます。
あなたの商品や店、会社を好きになってくれます
そうすると、売ろうと思わなくてもお客さまは、よろこんであなたの商品を買ってくれる。
「内容はどうでもいいよ、あなたがすすめるのなら買うよ」そういうことです。
関係性がこれからの販促のキーワードになっていきます。
それを目指すことが、一番大事なのです。
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