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2014.09.30

「日本の津波災害」を読んで


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 下知市民図書館で「日本の津波災害」(伊藤和明・著・岩波書店・2011年12月刊)を読みました。この著作を読みますと日本列島の沿岸部は過去、文書で記録されている2000年あまりの歴史の中で、津波に襲われ続けています。

 東北沿岸部、四国、紀伊半島、東海地方、関東沿岸部、沖縄の島々、日本海沿岸、北海道沿岸部などです。古文書以前の津波の記録は陸上の淡水池やがけの地形を解析して津波の履歴を調査されているようです。

 1923年の関東大震災でも大火災が印象的ですが、神奈川県の沿岸と静岡県では大津波が沿岸を襲い多くの被害を出しています。その記録に寄りますと「地震だ!津波だ!高台へ逃げろ!」という昔からの言い伝えを実行した集落は命が助かっています。

 1854年の安政地震の時の和歌山県広川町での津波の時に、浜口儀兵衛のとっさの機転とと、津波罹災後に私財を投げうち津波堤防を建設した話を聞いた小泉八雲が感動し、「生神様」という小説になり、「稲村の火」というとして教材として小学校の国定教科書として全国の学校で学ばれました。

 良い教材なのでまた小学校の防災教育として復活していただきたい。「国定教科書」であったということで敗戦後に顧みられなくなったとの事ですが、他の軍国教材とは異なります。

 日本の国土の6割強は森林(山)です。高知県は84%が森林。ひとびとが生活する都市部は沿岸部の沖積平野の埋め立て地になります。地盤が弱く、海抜が低く、海や川に隣接しています。

 地震列島日本に暮らす以上は地震・津波は「宿命」です。過去土佐の先人たちは幾度となく大津波に襲われ、「亡所」(集落ごと津波で壊滅)を繰り返しながら定住し、生活を営んできました。
 
 私たちも「生きのびることが難しい」高知市下知地域で生きのびるための地域活動をしていきたいと思います。この著作は「日本人の宿命」を感じました。

 東京五輪や大阪都構想がいかに危険で、安心・安全に考慮していないことが良くわかります。「安全はすべてに優先する」という当たり前のことが政治に貫かれていただきたい

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