「ジブリの世界を創る」を読んで
「ジブリの世界を創る」(種田陽平・著・角川書店・2014年刊)を読みました。2014年のスタジオ・ジブリ作品「思い出のマーニー」の美術監督をされました種田陽平氏の著作です。
著者の種田陽平氏は、長年実写映画の美術監督をされてきました。今回スタジオジブリ側の要望で、初めてアニメ映画の美術監督をされたそうです。
子供時代に「太陽の子 ホルスの大冒険」(高畑勲・監督)を見たりして、大きな影響を受けたとか。その「空気感」が大事であるとも種田氏は言います。
主に話題は制作現場のやり取りや、工夫したところに終始しています。門外漢とすれば、「場面の背景も緻密に手を抜かずに描いた。」ということと、ジブリ独特の「手書き」の妙味が写真以上のリアイリティを出したとも言われていました。
スタジオ・ジブリも1つの時代を創りました。今後の行く末にも注目です。「思い出のマーニー」は正直見る気がしなかったので、これ以上の感想はありませんね。
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