高知市商店街の栄枯盛衰
10月31日に高知市の老舗書店である片桐書店が閉店しました。「本のデパート」と書かれている店舗はシャッターが下り寂しい限りです。高知市の中心はりまや橋のほど近いだけに閉店は残念です。
個人的には良く利用していました。古い岩波新書もあり、ちゃんと定価で販売していましたが、珍しい本もあり、わたしの読書傾向に波長が合っていた書店でした。
同じ京町では老舗呉服店の小川も廃業し、跡地は更地になっています。
[地方都市の暮らしとしあわせ 高知市史 民俗編」(高知市発行・2014年3月刊)も片桐書店で見つけ購入しました。その本のなかに昭和10年から20年頃の高知市中心商店街の地図が掲載されています。
叔母の店の水谷龍文堂も当時は水谷額縁や水谷ブロマイド店で戦前から存在していました。
片桐書店も、篠原はきもの店、つるや履物店、大西時計店や、和田写真館などもありますね。
空襲や南海地震などを経て、戦後の経済復興・高度成長期、郊外型大型店舗の進出など変化がありました。今に続くお店もあれば、なくなったお店もあります。
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