第62回県政意見交換会に参加しました。
2015年3月29日は午前8時から準備作業をし、午後2時過ぎまでは、二葉町町内会の「大懇親会」に参加していました。手早く片づけをして、椅子をセットして、地域代表である坂本茂雄さんの「県政意見交換会」に参加しました。アルコールが残っている状態で、参加させていただきました。
今回で62回目となる「県政意見交換会」。30人参加されていました。報道機関の記者も来られていました。
「12年間の県議会活動」とA4用紙8枚で報告がびっしり書かれてありました。
「3月県議会の終了間際に、高知県庁本庁舎を含む免震装置のデータ改ざん問題が起き、高知県下9か所の建物が該当し、全国で200以上の建物に採用されていた。緊急かつ重要な問題ですが、すぐには結論が出ない難しい問題でした。」
「また政務調査費の問題は、高知県議会でもきちんと報告しない自民党県議がいたにもかかわらず、きちんと県議会でも対処しませんでした。兵庫県の「号泣県議」の出鱈目さが報道された後に、取り組もうと言う後手に回りました。」
「安倍政権はしきりに地方創生を言います。それは地方間の競争を煽り、一方で選択と集中論で地方自治をないがしろにしつつある。南海トラフ巨大地震たいさくでは自治体間の広域連携が必要ですが、地方創生に囚われると地方自治が破壊されるのではないかと懸念しています。」
「県民アンケートで知事を評価するという回答が75%、一方で県議会を評価するという日とは20%程度でした。議員として真摯に反省し、県民と県議会を繋ぐ役割を一層今後も努力したい。」と言われました。
続いて参加者から様々な意見が出されました。
「南海トラフ巨大地震が起きれば、県内企業の多くは浸水被害の起きる長期浸水地域に立地しています。すぐに操業できなければ、企業の存続は難しい。得意先は何か月も復旧を待ってくれません。
高台の土地を県外の企業誘致ばかり県はしています。地元企業の事前移転とか真摯な対応をしちていただきたい。」
「先日の新聞記事では大震災時には全国から13万人の消防、警察、自衛隊が、全国10か所の被害予定地(高知も含む)に駆けつけるとのことですが、高知へ本当に来てくれるのか不安です。」
「先日も精神障害者収容施設で、職員による入所者の虐待がありました。実態調査をきちんと行い再発防止策を考慮すべきです。」
「県庁は県外からの移住者を増やす努力までしているようですが、進学・酒色などで県外へ出て行った若者たちをUターンさせる方策を本気でやるべきであると思う。」
「中ノ島の石油施設やLPガス充てん施設の安全性は大丈夫なのか? 津波火災が起きぬように手立てを打っていただきたい。」
「若い人たちが政治に関心を持つように、高知大学のなかで期日前投票ができるように働きかけをしています。行政と県民とが分断されているように感じます。」
「高知は森林県です。高知県産の木材を使用した木造建築物の建築の促進をすべきではないかと思います。木造での高層住宅も積極的に建設すべきでしょう。」
「東日本大震災から4年が経過しましたが、福島第1原子力発電所の被害の影響で未だに10万人を超える人たちが避難生活を強いられています。南海トラフ巨大地震対策では、愛媛県伊方原子発電所はすべて廃炉に、再生可能エネルギー(風力・水力・太陽光・バイオマス・潮力発電など)に本腰をいれるべきではないか。」
と多様な意見が出されました。
坂本茂雄さん主催されている「県政意見交換会」には、過去数回参加したことがあります。高知県政や高知県議会の詳細な報告があります。平易な言葉で語られています。資料作りもしっかりっしています。
今回の62回目の「県政意見交換会」も大変中身のある会合でした。資料は大変参考になりました。
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