NHKスペシャルにチョイ役で出演しました。(全国放送)
2015年3月10日に放映された「 NHKスペシャル 震災ビッグデータ File.4「いのちの防災地図」自分の姿をテレビ媒体を通じて見ることはなんとも恥ずかしい。番組冒頭に岡村眞先生と並んでいる姿に家内は「偉そうに見える」との批評が。娘も「見たよ」との生返事。息子は見なかったらしい。
ビックデータはそれを活用して番組を作成されたNHKのスタッフの人に説明を聞きましたが、「いいことはわかるが、それで解明されないこともたくさんあるし、私たちがこだわるのは人々の絆。これはたぶんデータに表れないでしょう。」と感じています。
事前打ち合わせも含め5日ぐらいNHKと話しをました。僅かの時間の画像を撮るために全国各地からスタッフが高知へ集まり取材されることに感心しました。収集される情報量は莫大です。放映されない情報も貴重なものがたくさんあるでしょう。
今回の出演は岡村眞高知大学特任教授のご紹介でした。「いやあ 困ったときの西村さんでした。申し訳ない。」とのこと。NHKの方も「高知大学の岡村眞先生のご紹介で連絡しています。」と言われました。地震・防災の全国的な権威者(内閣府中央防災会議委員)のご紹介ですのでお断り出来ませんでした。それで以後とことんお付き合いさせていただいた次第です。手帳を見ますと2月4日、18日、19日、23日と事前取材と現地取材があり、電話やメールでのやりとりも多数ありました。
高知市下知(しもじ)地域の全体像を掴むためには、五台山の頂上展望台から見下ろした画像を必ず撮ってくださいと要望しました。下知地域の低地の怖さや、堀川を挟んで対岸にある石油基地の怖さも説明しましたが、こちらはカットされていました。
ビックデータの活用で「疎開先」に仁淀川町ということに番組ではなっていました。たまたま間伐ボランティなどで縁があった関係で、東日本大震災直後の2011年6月から来交流が始まった次第です。
同時期私の超高齢となった両親が介護認定を受け、在宅ケアになったこともありました。大災害では当たり前の小学校体育館での避難収容所やプレハブの狭い応急仮設住宅での生活など超高齢の持病のある両親(95歳の父は慢性腎不全。89歳の母は認知症)では、耐えられるはずはありません。
一方高知県の山間部では過疎高齢化が一段と進展しています。空き家や廃校になった小学校の校舎跡もたくさんあります。これを「疎開」に使えないか。そう思っただけです。でもそのためには普段からの交流が必要であります。それを自然な形で続けて来ました。
今年は画面に出ていた仁淀川町泉川地区夏にで懇親会を開催し、近くの長者地区では田植え体験を5月30日に実施の予定です。
あいかわらず高知市役所も高知県庁も動きは鈍いですが、諦めずくさらず、辛抱強く働きかけるしかないですね。
昨年9月7日にNHK仙台放送局から全国放送のラジオ番組に出演させていただきましたが、「3・11」特集として今晩8時より番組があります。
「震災4年特集 いま、あなたに伝えたい」
http://www.nhk.or.jp/sendai/pickup/letter.html
です。
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