長期浸水状態を想定した無人島防災避難訓練に参加しました。
無人島から生還
丸山台防災キャンプに参加していました。
さきほど丸山台を脱出、自宅へ帰り、シャワーをして朝食を食べ一段落しました。高知JCの「防災リーダー育成事業」に、還暦シニアとして、若松町の横田政道さんと一緒に参加していました。
今回の行事には、高知青年会議所水谷太一さんからの声掛けもあり、事前の打ち合わせもしました。
南海トラフ地震が襲来し、高知市市街地の地盤が沈下し、浸水。長期浸水状態になって、津波避難ビルに一時避難した状態を想定し、電気もガスもない状態で一晩過ごす体験事業です。
企画運営に深くかかわっている西田政雄さんのゴムボートで丸山台へ上陸しました。さっそく横田政道さんが持参した国際信号旗を掲揚しました。
V旗は「私たちは援助を望む」という意味。ここが避難所であることの宣言です。W旗とY旗は、「私たちは演習中である。」との意味です。横田政道さんは今回の高知JCの行事で国際信号旗を丸山台に掲揚することを海上保安庁へ出向き、断りを入れています。
神戸市長田区鷹取からチョ・ホンりさんと西区から橋本さんも来られました。ゲスト講師です。
青年会議所のメンバーと若い一般参加者の皆さんは、消防署員から応急手当のやりかた、運搬の方法の指導を受けていました。段ボールを添え木にしてガムテープで巻く方法も教わっていました。
別の消防関係者は、土嚢の作り方、置き方の指導をされていました。
下知消防分団の国見俊介さんたちは、津波避難ビルに備えけのゴムボートの漕ぎ方の指導をされていました。
その間。チョホンリさんと橋本さんと横田政道さんと私の4人は、宿泊用のブルーシートを利用した簡易テントづくりをしました。
阪神大震災の教訓から、竹林から竹を切り出し,支柱にし、ブルーシートをつなぎ合わせて、見事な簡易テントが出来ました。これなら少々の雨風は凌げます。
横田政道さんは、段ボール箱を活用した簡易ベットづくりです。段ボールを3分割し、箱を作ります。箱の中に余分の段ボールでアングルをこしらえ補強します。そうすると人が乗ってもつぶれません。
日も暮れて午後7時過ぎから、講話が始まりました。水谷太一さんと西田政雄さんが司会進行し、チョさんと橋本さんが答えるかたりたちでした。
「神戸は災害の少ない街。皆なんの準備もしていなかった。バール1つありませんでしたから。神戸の教訓が後の地震災害などで活かされました。」
「わたしは大工ですからバールや金づ地、ドラーバーを持っています。震災後自宅に閉じこめられた人たちを救援にまわりました。道具を持っておく必要があります。」と橋本さん。
参加者からも質問がありました。午後8時半からは就寝タイムでした。夜中に雨が降ったりしましたが、シニア組はテントや段ボールベットと持参した装備のおかげで、熟睡できました。
夜が明けて丸山台を散策しますと、実の虫のようにアルミシートにくるまった参加者も多く、ブルーシートに寝転んでいて、難民キャンプのようでした。
でも南海トラフ巨大地震が高知市に襲来したらこういう状況が各地の津波避難ビルで起きますね。
今朝は高知市議選挙の告示日。地域代表の高木妙さんの支援スピーチを依頼されていますので、丸山台を早めに脱出させていただきました。
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