下知の減災活動も国際的に?
高知大学社会協働学部准教授の大槻知史さんが、「JICA特別研修に関わる下知地区への協力のお願い」ということで呼びかけられ、2015年4月28日に。下知コミュニティ・センターにて下知減災の有志が集まり協議しました。
参加者は二葉町自主防災会副会長の荒木三芳さん、サーパス知寄町1自主防災会副会長と下知減災連絡会事務局長の坂本茂雄さん、昭和小防災プロジェクト会長であり、下知地域内連携協議会会長の国見俊介さん、若松町自主防災会会長横田政道さん、防災寺小屋主宰の西田政雄さん、下知コミュニティ・センターの有光館長さん、下知減災連絡会の西村健一副会長が出席しました。
JICAといえば独立行政法人国際協力機構は技術協力、有償資金協力(円借款)、無償資金協力の 援助手法を一元的に担う、総合的な政府開発援助(ODA)の実施機関です。そちらからスリランカ、ソロモン諸島、チリ、エクアドル、フィージー諸島、パプア・ニューギニアなどの開発途上国の防災関係行政官の皆様が来られると言う事でした。
前回は行政部署のハード施設(護岸堤防・津波避難タワー。砂防ダムなど)のハード面の土木施設の見学が主体でした。今回は地域コミュニティとしての減災への取り組み、地域間交流や、地域住民の自助、共助等の活動を知りたいとのリクエストがJICA側から高知大学にあったようです。
確かに二葉町と仁淀川町の疎開を前提とした交流事業や、全住民を対象とした防災世帯調査とそれに元づいた津波一時退避ビルの設置、防災マップづくり。マンション自主防災会と地域防災会との交流。分譲マンション自体を避難収容所にする取組。
小学校児童の父兄たちと街歩きをして、危険個所の調査や津波避難ビルを選定する活動。昭和南海地震と同じ時刻での早朝避難訓練。避難住民が避難していることを手軽に示す国際信号旗の掲揚。救援支援を主体に行う自主防災会との合同訓練。などは、確かに「国際的」に評価されてもそん色ない活動です。
更に「ちより街テラス」や、太陽光蓄電ソーラー灯への資金の提供など、企業の皆様の活動も地域防災に活かされています。
具体的には8月25日に、下知地域での意見交換会を行います。詳細はこれから協議し詰めて行きます。
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