日本国憲法を維持し、災害支援で国際貢献を
安倍晋三首相や自民党は「日本国憲法を改正しないと日本は国際社会から立ち遅れる。」とかで憲法改正するぞと息巻いています。安倍首相は国会審議もろくにしていない「戦争法案」を「夏までに成立させます。」と米国大統領と米国議会に「国際公約」までしてしましました。日本は米国の「属国」であることを世界中に公言した恥ずかしい行動でした。
第1日本の自衛隊の海外派兵を喜ぶのはアメリカ政府だけです。他の多くの国は日本への警戒心を露にしています。最近の「強気」の安倍内閣閣僚の発言は周辺アジア諸国に不必要な緊張を生み出しています。
そんなに日本国憲法が日本人にとって屈辱的なんでしょうか?私も含め多くの国民各位はちっともそうとは感じていないと思います。ただ安倍首相は声高に「変えないと時代遅れである」と常に扇動しています。歴史を学んでいない国民の1部は「そんなもんだとうか」と思いつつも「変えてもいい」とか言う反応をは示したりします。
1945年の無残な敗戦後、1度も日本は海外で戦闘行為をしませんでした。70年間戦争をしなかった経済大国は世界に誇っても良いと思います。「日本国憲法をノーベル平和賞に」と言う市民運動は根拠があり、私は支持します。
ただ敗戦後占領政策が7年で終結しても日本各地に米軍基地があり、1%の国土面積の沖縄に未だに74%の米軍基地が置かれている事態は異常です。しかも「日米地位協定」という一種の「不平等条約」が、日本の国内法の上にあり、米軍基地外で米兵が犯罪行為を行っても基地内へ逃げ込めば、日本の警察は手も足も出ない事態に未だになっています。
日本国憲法の改正よりも先に、「日米地域協定」の改正が先です。そして沖縄の米軍基地の縮小・整理が先です。それから日本国をどう防衛していくのかという国民的な議論をし、自衛隊の拡充・強化を行いつつ、憲法の改正議論をすべきです。
自国の領土・領海は自国の軍隊で防衛することは当然であり、そのことは日本国憲法の理念になんら抵触するものではありません。
日本の独自性はどうなるのでしょうか?アメリカから押し付けられた憲法を改正して、アメリカの言いなりになる軍隊をこしらえて、アメリカのために海外派兵をすることが日本の国益になるとは絶対に思いません。
日本は災害大国です。世界の大地震の25%は日本で起きています。世界の400の活火山の110は日本にあります。大雨、台風、大雪には毎年見舞われます。その厳しい環境の中で、社会生活を維持し、経済成長を続け、世界3位の経済大国になっています。
また世界1の超高齢化社会にもなっています。介護や福祉の分野でも日本は世界貢献しなければいけないです。災害支援や高齢者福祉の分野での貢献こそが、日本国憲法を理念として活用した日本国のありかたです。
アメリカの手先になって世界中で戦争をする情けない日本国になることには反対です。
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