JICA留学生の皆さんとの意見交換会
2015年8月25日に高知市下知コミュニティ・センターにて行われるJICA(日本の政府開発援助(ODA)を一元的に行う実施機関として、開発途上国への国際協力を行っています。)の留学生の皆さんとの意見交換会の概要が決まりました。
「津波想定諸国の政府防災担当者であるJICA研修生に対して、高知市下知地区・周辺地区で実施されている行政に頼らない、低予算、共助ベースで実施可能なコミュニティ防災のノウハウを提供する。」とあります。
8か国から15人が来られるとの事。わたしの事前に大槻知史先生に出していた資料「市民目線での減災対策(高知市下知地域)」が、英訳され、事前資料となったようです。当日15分程度説明することになりました。
「市民目線での減災対策(高知市下知地域)は、まず居住地域の実態を正確に把握するために、防災会役員で手分けして二葉町内住民全員を対象とした「防災世帯調査」を実施しました。その結果地域の高齢化と「災害弱者」の人達が多い現実を知りました。
その結果、浸水被害や津波から素早く逃れるためには、二葉町内に可能な限り津波一時避難(退避)ビルを、所有者のご理解を得て町内に14か所こしらえました。」
それと津波被害のない地域(仁淀川町)等との普段からの交流事業を大切にしてきました。下知地域とすればほかに愛媛県今治市や、徳島県三好市、美波町などとの交流もしています。
情報伝達訓練では「ハンディ型携帯式トランシーバー」で昨年実施しました。4500M程度が限度です。それを補うために「国際信号旗」での情報伝達を目指すことにしています。
自宅(分譲)マンションを避難施設・防災拠点化する試みが、マンション自主防災会(サーパス知寄町1自主防災会]で試みられています。
地域住民同士の繋がりを下知地域で復活させるために、地域交流イベント「昭和秋の感謝祭]なども開催しました。その他企業防災施設と地域住民との交流(ちより街テラス)等も、紹介しています。
7月17日はちより街テラス駐車場に地域交流イベントである「スマイル・フェス・しもじ」が初開催され、大盛況でした。
必要に迫られてやってきたことが、海外の皆様に理解されるのだろうか?
内閣府の「地区防災計画モデル事業」と言い、下知地域とすれば、なかなかヘビーな事業が今年も続きます。
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