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2015.09.05

下知地区防災計画第1回検討会

 下知地区防災計画第1回検討会が、2015年9月3日に、下知コミュニティ・センターにて開催されました。内閣府の提唱する「住民参加型の地区防災計画」です。事前復興計画の策定を掲げて、参加者でワークショップを行う予定です。
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 検討会の前に、地域にある昭和小学校の高石教頭先生から「昭和小学校6年生の防災学習会への協力依頼」がなされました。具体的には津波避難ビル巡りをするので、地域の防災会に案内していただきたいと言うものです。また人権参観日と言うのがあり、保護者も交えて、防災に関する意見交換会をやってみたいとの提案でした。
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 下知減災連絡会の連絡事項を伝達した後に、下知地区防災計画第1回検討会が始まりました。
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 アドバイザーは鍵屋一さん(跡見学園女子大学観光コミュニティ学部教授)です。最初に「事前復興計画の意義、概要と展望」と言うテーマで講演をいただきました。

 「大災害は忘れないことにやってくる」と鍵屋さんは言われました。西暦800年代は、25年の間に各地で大地震が起き、富士山と阿蘇山が噴火していました。秀吉。家康時代の天正・慶長の時代は31年、江戸時代の元禄・放映の時代は15年間に噴火と大地震がありました。

 大正昭和の時代は、1923年に関東大震災があり、1946年の昭和南海地震があり、1948年に福井地震が起きました。平成の時代は1995年の阪神大震災、2011年の東日本大震災が起きています。30年後なら2025年に南海トラフ巨大地震は起きます。」と言われました。

 つまり各地で地震や噴火があれば、過去4回の時代には、必ず南海地震は起きています。平成の時代もそれは起きるだろう。

 「大地震の発生確率は、首都直下型地震は、今後30年間で70%、南海トラフ地震は60~80%と言われています。30年間の危険率で言えば。火災で死傷する確率は0.2%。交通事故で負傷する確率は24%。死亡する確率は0.2%です。
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 ジャンボ宝くじを年4回20枚ずつ購入して、100万円以上当たる確率は、0.7%だそうです。いかに南海トラフ地震が起きる確率が高いと言う事です。」

 鍵屋さんは、大災害後のフェーズ(フェーズとは、段階、位相、相、側面などの意味を持つ英単語。電気や無線などの分野では、電気信号や電波などの位相のこと。
システム開発やプロジェクトマネジメントにおいて、プロジェクトの各段階や工程のことをフェーズということがある。)には、段階があるといいます。

1)フェーズ0(先見当期 災害発生~10時間

  突然の出来事に誰もが、自分の周囲で何が起きているいのかを客観的に判断できなくなってしまう状態に陥る。10時間以内に次の段階へ移行します。

2)フェーズ1(被災地社会の成立期 災害発生から10時間~100時間

  安否確認や救助、避難行動などを行っているうちに、徐々に客観性を取り戻しています。周囲の人々とも情報交換を重ね、非常事態になったことを理解し、当分の間不自由な生活が続くことを受け止めるようになるため、被災地独自の秩序が構築されると言われています。

3)フェーズ2(災害ユートピア期 災害発生から100時間~1000時間

 被災地社会が成立し、災害発生から数日が経った頃になると、被災者同士が協力し合いながら日々を乗り越えていく段階になります。

 年齢・性別。肩書きの区別なく強い絆で結ばれる善意に満ちた状態は「災害ユートピア期」と呼ばれています。

 鍵屋さんはこの時期が、「復興・復旧を早期に立ち上げることに大事な時期である」と言われます。

4)フェーズ3(復旧・復興期 1000時間~)

 災害発生から数カ月が経つと、ライフラインが復旧し、家屋の被害程度が軽小の被災者から自宅に戻り始め、仮設住宅の建設も進むため、「協働生活」から「個人生活」に戻って行きます。

 ある種のユートピア状態から脱するこの時期を(復旧・復興期)と呼び、被災地に日常性が戻り、復興に向けた長い活動が本格化する時期です。

 東日本大震災から4年3か月経過した時期に、東北被災地交流ツアーを実施しました。石巻市、東松島市、名取市で意見交換した被災者の皆様の段階は「フェーズ3」の段階でした。この時期がとても長いのです。

 地域防災計画が、多々現状に適応できない硬直性があるという指摘が東日本大震災後にあり、内閣府が地区住民が最初から参画した地区防災計画を検討し、自治体の地域防災計画に反映させることが可能であれば、「自助」「公助」をつなぐ「共助」「ご近所力」になるのではないか。そう鍵屋さんは言われました。

 地区防災計画=ご近所力強化計画でもあります。住民が良い地区防災計画を提案し、市区長村が認めれば「公的な」ものになります。

 また「事前の復興計画検討は、高知市下知地区が全国初」であるとのご指摘も受けました。
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 地区住民各位と市役所の情報の共有(地域価値・被災状況・復興知識)が必要であり、将来像への共感、復興への住民の参加・参画、共創(コミュニティ創り、未来創り)がとても大事であるとも言われました。
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 しかし「最重要は災害で地域で人が死なないこと」です。人が死ななかったら人々は前向きな気持ちになれます。「ご近所力がある地域や、人が死ななかった地域は、復興も早いです。」
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 事前の減災対策や避難訓練もとても大事であると思いました。地域から災害で亡くなる人を出さない減災対策を確立し、住民各位が助け合いとにかく無事に避難する。すべてはそこからであることが鍵屋さんの講演で改めて確認することが出来ました。

事前復興のワークショップが行われました。
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 鍵屋一さんの講演が終了しますと、「事前復興計画を想定したワークショップ」が開催されました。

 テーマは「被災後の下知地区を、どのようなまちに復興するのか」で各テーブルで意見交換をしました。ルールは「どんな意見も批判をしない。」「面白い意見を取り上げる」というものでした。
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 各テーブルで自己紹介してから、意見交換。うちのテープルでは,低層住宅に住んでいる人が2人。マンションの住民は2人いました。
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「うちのマンション避難ビルになっていますが、屋上なんかを利用すれば多くの人を受け入れられますが、手摺がなく難しい状況ですね。」

「うちの地区は髙い建物がないので、高齢者は避難場所がありません。」

 それで解決策はといいますと「耐震高層住宅を地区内に立てる。震災後震災公営住宅を建てますが、事前に立てると言う構想」です。

 ほかのグループの構想はと言いますと、

「五台山に貸別荘をこしらえ、観光客に貸す。災害時には避難者住宅にする・ロープウエーを復活させ、すぐに下知から輸送させる。」というユニークな構想もありました。

 「結論ありき」の誘導型ワークショップ=「形式機会参加増大・まやかしの市民参加:ではなく、参加者皆が意見を言い、まとめていく手法は素晴らしい。事前復興のワークショップが行われました。

 鍵屋一さんの講演が終了しますと、「事前復興計画を想定したワークショップ」が開催されました。

 テーマは「被災後の下知地区を、どのようなまちに復興するのか」で各テーブルで意見交換をしました。ルールは「どんな意見も批判をしない。」「面白い意見を取り上げる」というものでした。

 各テーブルで自己紹介してから、意見交換。うちのテープルでは,低層住宅に住んでいる人が2人。マンションの住民は2人いました。

「うちのマンション避難ビルになっていますが、屋上なんかを利用すれば多くの人を受け入れられますが、手摺がなく難しい状況ですね。」

「うちの地区は髙い建物がないので、高齢者は避難場所がありません。」

 それで解決策はといいますと「耐震高層住宅を地区内に立てる。震災後震災公営住宅を建てますが、事前に立てると言う構想」です。

 ほかのグループの構想はと言いますと、

「五台山に貸別荘をこしらえ、観光客に貸す。災害時には避難者住宅にする・ロープウエーを復活させ、すぐに下知から輸送させる。」というユニークな構想もありました。

 「結論ありき」の誘導型ワークショップ=「形式機会参加増大・まやかしの市民参加:ではなく、参加者皆が意見を言い、まとめていく手法は素晴らしい。

 参加s各位は、もっと議論をしたかったに違いないと思いました。

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