「今そこにある戦争」は日本の近未来図ではないのか
ビックコミック・オリジナルに連載されている「今そこにある戦争」(原作・テーラー平良、作画・稲井雄人、脚色・あまやゆうき)は、まるで戦争法案が成立し、全体主義国家が成立前夜の日本の現実からすれば、「近未来」ではないか。
国民各位は品川駅を通過する戦車が載った貨物列車に熱狂。一方内閣府には「戦時体制推進室」がつくられ、米軍基地を「誘致」しようとする自治体が押しかけている。
「天気予報は軍事情報扱いとなりますので、一般のかたへの提供は出来せん。」
「GPSは暗号化されています。」などとのやり取りも現実味が・・
酷いのはごますり高級官僚の六角が、国防軍へ日本在住の外国人子弟を入隊させるための忠誠確認書の提出を義務付けている。
「18歳から25歳までの在日外国人男子はそれに(忠誠確認書)にサインして国防軍に入隊しないと家族全員収容所送りだって言うんすよ。」とのくだり。
まるで二次大戦時に米国が米国在住の日系人を敵性外国人とみなし、家屋と財産を没収し強制収容所に送り込んだ歴史を彷彿させます。在日外国人の18歳から25歳までの男子に国防軍への志願を強制するために行う人種差別的な徴兵ではないか。
今の安倍政権なら「やりかねない」そう思いました。漫画は鋭いと思いました。画像を全部読んでみてください。肝が冷えますよ。
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