日和見主義者の海の散帆
今日は「昭和の日」という祝日。かつては昭和天皇の誕生日で休日でした。全社的に昨日までに仕事を片付け休日にしました。WEB(防錆屋)の問い合わせやデリバリーには対応します。業務筋はお休みに。
朝6時に横田政道さんが主導する五台山の若松町愛のふるさと農園に集合。またまた草刈り作業。8時過ぎに戻り、香南市夜須へ向かいました。五台山東側から高知空港まで無料高速道路が開通しましたので早く移動が可能になりました。9時前に夜須へ着き、まずやすらぎ市で昼ご飯を調達しました。
強烈な西高東低の気圧配置。北西の強風が吹いています。
予想以上に、風が強い。どうするのか様子見しました。既に高知大学ヨット部が470艇をぎ装し、ハーバーの斜路に出て来ています。隣のヤッシー・パークのヤシの木も大揺れ。強風は治まりそうもありません。しばらく斜路の青のり落としをしました。
YASU海の駅クラブの指導員の井土さんに聞きますと、ジュニア・ヨットクラブも出艇するとか。「全中(全国中学生ヨット選手権)もあるので、これぐらいの強風で練習しないといけない。」とのこと。日和見主義のシニアも少しやる気になりました。
ところが風が強い。ぎ装をしましたが、いつものようにいきません。セールをマストに入れて立てようとしますが、風に煽られて、4回も失敗。5回目にようやく出来ました。こんな経験しばらくありません。それでなんとかぎ装したことには、大学生もジュニア・ヨットクラブも全員出艇していました。
それでやおら出ようとしてヨットを海へだし、アンカーを打って、ヨットを載せているトレーラーを斜路に置きに行きました。その時突風が吹き、なんとヨットは沖へ流されました。アンカーが効きません。そのうち横倒しに沈しました。泳いでヨットに近づこうとしますが、流されるスピードが速い。追いつきません。30分ぐらい頑張りましたが力尽きました。
ジュニア・ヨットクラブも強風で同時多発的に沈しています。なかな可レスキューボートも気が付いてくれません。ようやく山内さんたちが気が付いてくれて、私のヨットを起こしてくれ、1人が乗り移って、私が泳いでいるところまで持って来てくれました。
ようやく後ろから乗り、操船しました。しかし既に今日の体力を海水浴で使い果たしていました。20分ぐらいセーリングしたら、腕が疲れ、上がらなくなっていました。この上ヨットが沈して落水でもすれば、もはや這い上がり起こす馬力はありません。
結局風を逃がしながらバランス取ながら帆走し、ハーバーへ着艇しました。へろへろになりました。帆走は残念でしたが、いい運動にはなりました。
今日のヤッシーパークは凄い人。お天気もいいので車。バイク。自転車で来ていますね。
夕飯を早めにすまし、両親を寝かしつけて家内と映画を見に行く予定です。3時間もある映画だそうです。たぶん寝ていると思います。
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コメント
のすひろさん「辛辣なコメント」ありがとうございました。当日は「体力的に出艇は無理」と判断すべきでした。欲をかいたのが失敗でした。
満潮であったこと。陸からの予想外の突風でアンカーが効かなかったんでしょう。計算外でした。しかもセンターボートまで流されましたから。流れ止めを付ける前の段階で。
久しぶりの失敗でした。
投稿: けんちゃん | 2016.05.10 21:30
何度か拝読させて頂いてます。
長年ディンギーもクルーザーも楽しみましたがディンギーで出艇する際アンカーなど使った事有りません。
波と風に揉まれハルボトムに傷が付くのを防ぐため一旦ドリーを抜いたらライフベストを底に敷き流されないようにしておいて、さっとドリーを片付けて、艇を出しました。真っ白になる強風下で何十回も離発艇行いましたが流された事は無いです。
艇から離れると言うのは外洋においてはそれは即ち死を意味します。
ディンギーでも琵琶湖で沈した艇から離れ死亡事故も有りました。
知らず知らずのうち、無意識に安全について考えて無いなと見受けられますよ。
たくさん安全について記事も書かれておられますが、どれも発表されているデータが元の様に感じます。
何がどうなるやら分からないのですから、先ず自分が生き延びるべくそれぞれがベストを尽くすのみ。過去のデータなどあてには出来ません。
ハードが人を救えないのはいつの災害でも分かっている事です。
一番怖いのはパニックでもなくここまでは来ないだろうと考える正常化バイアスです。
船はアンカーで繋ぐと流されないと思うのと同じですよ。
ちなみ打ちたてのアンカーなど余程でかいアンカーでない限り砂地で大風では簡単に退けてしまいますね、
それが自然というものです。
これからも御安航をお祈りします。
投稿: のすひろ | 2016.05.10 13:09