介護の問題は深刻ですが、人間的でもあります。
私のように還暦過ぎて両親が健在という事例は珍しいらしい。健在であっても超高齢者(父96歳・母90歳)ですので、なんらかの介護の上での問題は毎日発生します。
うちの場合は父が慢性腎不全で、要支援2.母は認知症で介護3です。幸い2人ともそれ以外の内臓疾患も持病もなく、歯もすべて自分の歯があり、直立2本足歩行が出来ます。トイレも着替えも食事も自分で出来ますから、幸運であると思います。
尿失禁や便失禁は仕方がありません。認知ですぐ忘れることも仕方がありません。なんせ「超高齢者」ですから。世間では75歳以上を後期高齢者と言うそうですが、うちも場合は両親は90歳を超えていますからね。次元が違います。
いずれにしろ健康で長寿であることに感謝しています。「転ばぬ先の介護」を常に心がけしてきました。今のところは成果が上がっていると思っています。でもいつまでも健康であるとは限りません。いつかは両親も衰え、終末が来ることでしょう。精一杯介護サポートをしたいものです。
父が脳血管障害で倒れ、母が認知症と判明したのは2008年のこと。8年前の事です。介護認定を受けたのは5年前の2011年でした。それ以後人生観が変わりました。いい勉強になりました。世界観も変わりました。人格も変わりました。
知らない人がよろけたり、車椅子で苦労していれば、すぐに駆け寄り自然体でサポートできるようになりました。体が反応するんです。それは毎日超高齢者の両親をサポートしているので自然にそうなりました。人間も鍛えられていると両親には感謝しています。
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