社会思想不在の不安な時代
今の時代は、右翼も左翼も「これだ」という思想がない。裏付けなしに、自分たちは右翼だ、民族主義者だ、国を憂う国士であると自称したり、平和勢力で絶対的に自分たちは正しい。自分たちの勢力だけは進歩勢力で間違いない。という盲信にとらわれています。
40年前の1976年。日時は忘れましたが、東京の品川公会堂で、共産主義者同盟叛旗派の解体集会が起こなわれていました。自分は構成員でもシンパでもありませんでしたが、関心があったので見学に行きました。
壇上では幹部であった三上治氏と神津陽氏たちが、何やら言い合いをしていました。「顧問」である評論家の吉本隆明氏もその場にいて、何やら言っていました。激しい言葉の罵り合いでしたが、当時の風物詩のヘルメット姿で鉄パイプで殴り合うこともないようでした。
党大衆構造の止揚」を唱えていた共産主義者同盟(ブント)叛旗派は解体しました。もうあれから40年も経過してしましました。
では当時の指導者や構成員やまわりの皆さん方は40年も経過しましたが、どうなっているんでしょうか?吉本隆明さんは、2012年2月にご逝去されました。
右も左もきちんとした社会思想がないまま、迷走しているように見えます。不安な時代ですね。
わたしは市井の市民、無名の大衆、生活者として日々生きています。何もなすこともなく還暦を超え、なんとか生きのびています。
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