猛暑の中の脱水対策はとても大事です。
人間の体の60%程度は水です。水分が1%失われただけで、活力が失われ、3%失われると死に至ると言われています。良く大災害時に「72時間が救出のタイムリミットだ」と言われていますが、水分補給しない状態では、3日生存するのが限度なんですね。
北海道で家族に林道で置き去りにされた子供が、陸上自衛隊の施設へ入り込み、水だけで6日間生存していました。水が大事です。
「皆脱水症状の深刻さを理解していない人が多い。医療関係者も軽視してしまう。とくに高齢者は致命傷になることもあります。」と父(97歳)の主治医の植田一穂先生。
「昨日も体温が上昇し入院になった方が居ます。
先日は93歳で体調不良になり、救急搬送されて腹部動脈りゅう(8センチも!)で亡くなられました。
この猛暑、乗り切っていきましょう。
介護するご家族も、留意してくださいね。若い方でも脱水が観られています。」
というのは両親の担当のケアマネージャーさんの言葉です。
こまめに水分補給をしましょう。高齢者は体に水を貯める機能が低下しています。また血圧降下剤などの薬には利尿剤も含まれています。よけい脱水になりやすいです。
体調の悪い高齢者は点滴をされるべきでしょう。経口補水液を常に携帯し、少しでも体調が不良と感じたら飲むべきでしょう。
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