敗戦記念日におもうこと
1945年8月15日に、日本はポツダム宣言を受諾。連合国に無条件降伏をしました。敗戦記念日から71年目の夏を迎えました。全世界相手の世界大戦に参戦し、300万人の国民が亡くなり、国土は焦土となりました。
戦争もまた大きな災害の1つです。猛威を振るいますが、自然災害と異なることは、人間同士の対立が引き起こすものであり、抑止することは可能です。頭に血が上り、勇ましい言辞を吐いて戦争することは愚かなことです。得られる満足感の何10倍もの悲しみが覆い尽くすからです。
先の大戦中の1944年に三河地震と東南海地震がありました。戦争中ゆえ政府は公表や報道を禁止しました。研究や調査もさせませんでした。2000人の犠牲者があったにもかかわらずです。報道管制をして国民には知らせませんでしたが、連合国側は偵察機などにより地震の概要を知っていました。
戦争中の2つの地震は国民には伏せられました。その2年後の1946年に昭和南海地震が起こりました。2つの地震の調査・研究が出来なかったゆえ、昭和南海地震に対しても「無防備」で対処せざるを得ませんでした。
隣国との緊張を煽り立て、扇動する1部の人達がいます。「災害大国・日本」「地震大国・日本」に、新たに戦争を背負いこむ余裕はありません。
敗戦記念日に、考えてみました。
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