自主防災会組織リーダー研修会
2016年9月25日(日曜日)は、午後1時半から、高知市春野町にある高知南消防署南部分署にて、「自主防災会組織リーダー研修」(主催・高知市自主防災組織連絡協議会)の研修に参加しました。下知地区減災連絡会では、西村健一副会長(二葉町自主防災会)と横田政道若松町防災会会長、大崎修二弥生・日の出自主防災会準備会役員が参加しました。初月連合防災会の松下会長も参加されていました。
高知市地域防災推進課からは、島内、中山の2人の女性職員が参加されていました。
最初に4つのグル―プに分けられました。各自自己紹介をして、各地域の現状を説明しました。高知市警防課の和田氏がオリエンテーションと地域防災リーダーの育成研修をしました。
各グループで「お困りごとや課題」をそれぞれ出しあいました。共通するのは、「いつも参加するのは年配者ばかりで、固定化する。」「若い世代の参加が極めて少ない。」「住民の災害への関心が薄い」「リーダー層と住民各位の情報格差」などが出されました。
また「各地域で紹介したいこと」は、さまざまでした。「小学校の参観日で防災訓練として地域で関心を高めた。」「防災士と連合町内会との連携に努めた。」「孤立化地区にヘリポートと衛星携帯電話設置を要望」「地域同士の交流の継続」「災害時の相互支援協定の提案」「早朝避難訓練を実施」「防災運動会の実施」など様々でした。
続いて座学になりました。講義で印象に残ったことを記述します。
「世界の発生する大地震の2割は日本で起きている。日本人は地震とうまく付き合わないといけない。」
「災害は変わらない。変わらなければいけないのは人の方です。」
「まず揺れから守ることが大前提、家具の固定と耐震補強をすれば大幅に死者は減少するはずです。」
「公助には限界があります。高知市消防職員は354人です。3交代勤務ですので、現場へすぐ出れる職員は50人足らずです。119番されても大災害時には対応できません。」
「一般の人は自分だけは災害には合わない。もし災害になっても自分だけは救助が来ると思い込んでいます。そうではないことを阪神大震災や東日本大震災、熊本地震から学びましょう。」
続いて重量物からの救出訓練をしました。車を重量物と想定し、車に装着しているジャッキを使用して、救助する訓練を人形を使って行いました。
普段使いをしている車用のジャッキで重量物を持ち上げ、救助する場合の注意点をいくつか言われました。
1)数人を集め、救助活動を開始する。その場合リーダーを即決める。リーダーは指揮を取り指示をし続けること。
2)ジャッキを重量物に当てる場合は、硬い平らな場所を確認し、当て板などをすること。
3)見張り役を決め、履行すること。周りの人達に連絡役を頼むこと。
4)重量物が万が1倒れ掛かってもすぐに脱出できる姿勢を意識すること。
後はクラッシュ症候群を防止するためには、今治市防災士会から学んだことは、励ましながら水分補給をさせることでしょう。感想文とアンケート用紙に記入して、訓練研修は終了しました。
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