重たい判決です
東日本大震災で児童74人と教職員10人の84人が津波に流され、亡くなりました。昨年現地を訪れましたが、言葉を失いました。大川小学校は鉄筋2階建てでしたが、すぐ近くの北上川の堤防よりも敷地は低く、津波は屋上まで達したと言います。
小学校などの避難行動では校舎から運動場へ児童を集め、教職員が点呼ををとり、次の避難行動をとります。
問題は校庭で30分以上待機し、ようやく次の避難行動に北上川河川堤防へ向かい始めた時に、堤防を越えた津波に押し場がされました。学校に隣接して山がありましたが、そこへ逃げると言う避難行動はとりませんでした。
遺族の一部が管理者である県と石巻市を訴えた裁判でした。仙台地裁(高宮健二裁判長)は26日、学校の責任を認め、計約14億2660万円を支払うよう市と県に命じました。
http://www.kahoku.co.jp/tohokunews/201610/20161026_13046.html
災害は予見できないほど大きかったようですが、何故近くの山へ逃げる行動を教職員がしなかったのかがわかりません。周囲で校舎より高い所はそこしかありません。
ひるがえって海抜0メートルの高知市下知地区。自然地形の山もありません。避難場所も全然足りません。
| 固定リンク
コメント