短い時間での表現は難しいですね
2016年12月19日NHK高知で、夕方のローカルニュース枠「こうちいちばん」という番組にて、「「●災害に備える「シリーズ南海地震70年(1)長期浸水に備える」が放送されました。
私が居住している高知市下知地区は海や川に隣接した海抜0メートルの「島」高台はなく浸水被害が出れば人様の高いビルへ駆け上がるしか(垂直避難)しかありません。
海抜0メートル、軟弱地盤、地震が起きれば地盤沈下、津波の襲来、長期浸水状態と「絶望的な予想」しかたてられない地域です。
その対策をコンパクトに3分程度で表現することはとても難しいことが昨日の放映でわかりました。事前の情報提供や、説明もしましたが、なかなかきちんと伝達していませんでした。
下知コミュニティ・センターには毛布の備蓄はあります。飲料水も2000Lタンクに備蓄しています。しかし非常用食料品の備蓄はありません。
あの映像は若松マンションの防災備蓄倉庫です。若松町自主防災会の活動こそ、自助・共助のお手本です。建築年数が古いと言う理由で高知市指定の津波避難ビルではありません。
しかし横田政道若松町自主防災会会長と、若松マンション管理組合理事長との信頼関係で、独自に防災備蓄を行っています。素晴らしいことです。その凄いことが伝達できませんでした。
また仁淀川町長者だんだんくらぶ西森勇幸会長のご配慮で、地域の空家と公民館施設を見学させていただきました。西やんや大崎修二さんにも1日お付き合いいただきました。
「でも私たちは、地震、災害・浸水に負けない街づくりをしたい」と白髪のお爺さんが決意表明を言っていますが、簡単なことではありません。
18日の下知コミュニティ・センターでの避難訓練の当日、超高齢者の両親(父97歳・母91歳)を参加させ、自宅へ家内と一緒に連れ帰り、着替えさせて、総括会が行われている下知コミュニティ・センターへ戻りました。
近くの青柳公園にて頭の整理もなにも出来ないうちに撮影されました。短い言葉で表現することはとても難しいことであることを思い知らさえれました。
伝えきれないことは多々ありました。テレビ媒体の伝播力は大きなものがあります。へこたれることなく下知地域の現状や課題を訴え続けるしかありません。
「マスコミは真実を伝達する。しかし真実の1部しか伝達しない」ことを改めていもい知らされました。テレビやラジオは放映時間の制約。新聞は字数の制限があります。
あれもこれもと一気に脈路なしに話してしまう話法を改めないといけないと思いました。反省です。
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