下知地区総合防災訓練総括会議
2016年12月27日18時半から、下知コミュニティ・センターにて、高知市地域防災推進課職員3人、高知市社会福祉協議会職員2人も含め、訓練当日各担当部署でリーダーを担当した下知地区減災連絡会メンバーら17人が出席し開催されました。
さすがに暮れの果ての開催期日故、やむなく欠席者もいましたが、自分の部署での気づきをレポート提出いただいた人もおられました。
1)情報伝達訓練
サーパス知寄町1、セルビ21、青柳町、青柳末広町、二葉町、若松町など下知コミュニティ・センター屋上から坂本事務局長が交信し、情報伝達が確認されました。
避難訓練開始前に、若松町自主防災会会長の横田政道さんと西村健一下知CC防災部長により、避難旗(V旗)と、訓練旗(U旗・Y旗)を掲揚ポールを仮設し掲揚しました。
3)昭和小学校での避難訓練
地域住民は100人以上の参加がありました。訓練は学校側の想定メニューどうり順調に行われました。
「避難時の混雑を体験する」ということで南校舎屋上に、児童・教員・保護者・地域住民全員が上がりました。座ることすらできない体験をしました。
地域住民はその後北校舎の待機所へ移動しました。途中体調を崩された参加者が出ました。「参加された保護者のなかに医療関係者はいますか」と坂本事務局長の呼びかけで、医師と看護師が駆けつけていただき適切な処置ができました。連係で救急車も呼ばれ、搬送されました。
学校に血圧計がないことが判明。連絡不備で防災倉庫から毛布などを調達することが出来ませんでした。
地域住民の階段昇降には、PTA役員も誘導していただきました。
参加した住民からは、「はじめて小学校の施設へ入れ、階段の位置や避難場所の屋上や部屋を確認できて良かった。」との感想があったとのことです。
意見としては、「救護班をつくるべきであった。」「地域と学校との合同訓練は初めてなので、今後も協議をすすめていく」ことになりました。
参加者は80人程度。うち要配慮者は12人(超高齢者・持病・障害者・乳児)が参加しました。
当日その場で役目を参加者から指名し、各部署のリーダー、サブリーダーをやってもらいました。
「役割担当者が一目でわかる腕章やバンダナ、ユニフォーム着用が必要ではないか」
「まずは施設の安全点検をきちんと行わないといけない。」
「受付方法は改善の余地あり。避難してきた人に座っていただいて避難者カードを書いていただくようにすればいい。」
「避難後水分補給があれば、精神的な落ち着きや血圧上昇予防にいい。」
「常に介護の必要な方については、すぐにわかる目印があれば避難移動時や避難所でも優先的に見守りや介助やしやすい。」
「最初から住民に避難者カードを配布し、それに記入していただいて持参するようにすればいいのではないか。」
「トイレの設置は数名でやりましたが、使用法の説明や後始末には、もっと多くの人員が必要です。」
「トイレに中に説明文も書きました。高齢者や介助の必要な人は手助け要員が必要です。」
「総合リーダーへの報告が必要でした。」
「途中経過をボートに貼りつける必要がありました。」
「チェックリストもこしらえ報告する必要もありました。」
「救護班と情報班、記録班は必要です。」
「トイレには蓋つきのバケツが必要です。」
「どの部署でも避難者の中から支援者を増やす必要があります。」
市役所側からのコメントがありました。
「下知方式の避難所運営マニアルを他の避難収容所でもこしらえる必要はあります。」
「浸水エリアであり、救援が来るまでの籠城を想定した下知独自の避難所運営マニュアルとカードの作成の必要はあります。現在のものを改良していきたい。」
「下知地域内の津波避難ビルですが、中宝永町のラウンドワンと南宝永町のベストプライスホテル高知がなりました。」
活発な議論が行われました。とりあえずのまとめです。もっと意見が出ていましたが、とりあえずはここまで。
今回はわたし(西村健一)は「超高齢者の両親の付添避難訓練」をしていたので、全体像がわかりませんでした。総括会で他の部署の苦労もわかりました。来年は下知コミセンの防災部会で独自の避難所運営BOXと防災備品の整備を行います。
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