第7回下知地区防災計画・意見交換会
「第7回下知地区防災計画・意見交換会」(事前復興まちづくり計画)は、2017年2月1日に下知コミュニティ・センターで開催されました。全体会としての意見交換会は昨年9月27日以来です。11月と12月にかけましては、下知地区の町内会単位での意見交換会が行われました。
アドバサーの鍵屋一氏(跡見女子学園教授)より、下知地区防災計画の」「振り返り」と開催してきた意見交換会の意義目的の説明がありました。
「地区防災計画を絵に描いた餅にしないための順番は、
1・魂を入れる(心・仲間をづくり)、
2・仏を作る(形。計画。モノの確保)
3・仏を磨く(継続。訓練・見直し)」である説明がされました。」
「地区防災計画策定の具体的プロセスは、
1・地区のリスクを知り、対象とする災害を決める。下知地区の場合は、
地震と津波です。
2・地区の備えを知る。
まち・施設、防災計画・訓練、人の意識・多数の勉強会、訓練
3 ワークショップで意欲を高め、「集合知」をつくる。
みんなの意見は案外正しい。
4・計画、実行、検証、見直し 」です。
再確認(ふりかえりとして)
「これからの防災は、損失を減らす防災(応急対策)から、「魅力増進型」の防災へ。
(事前復興)により日常から人や地域の魅力づくりを進めながら、災害時にも安全安心な取り組みをしていきます。」
議論の中で「5つの柱が見えて来ました。
「(1)子供」「(2)高齢者・障害者」「(3)働く世代」「(4)コミュニティ」「(5)災害に(も)強いまち」です。
そして「ワードカフェのお作法」として次のことが説明されました。
「対話を楽しみましょう。
互いの話を聴きあって、広げましょう。→否定しない。
感じたことを大切に、アイデアや思いついたことを、ポストイットに自由に書きましょう。」です。
また今回のワークショップの課題は「重要な施策の選択」を参加者の議論の中で選んでいくことです。そのやり方は鍵屋先生が説明されました。
「各分野で重要な施策をこれまでの提案から選ぶ、または作る。
楽しいか、正しいか、重要か、実現可能か、合意できるか・・。
住民だけでなく、企業、福祉施設、学校、病院等とも連携する観点を持つことです。
今回は5つの重要な施策(子供・高齢者・障害者・働く世代・コミュニティ・災害に(も)強いまち」のなかで出された意見で参加者各位が選択し、赤シールを張ります。またポストイットに記入し、付加して行きます。
そして参加者全員が、自分たちのテーブル以外を巡回しながら、良いと思ったアイデアに赤シールを張り付けていきます。
今回の意見交換会は「昭和小6年生の防災学習成果発表」もあり、触発されたのか地域の大人たちも大変盛り上がりました。
今年度最後の意見交換会(第8回下知地区防災計画検討会)は、3月9日に開催予定です。
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