ロープ1本が人を救う
横田政道さんが、ロープワークをされますと、JICA研修生の皆さんも瞬時に理解していただきました。ロープや国際信号旗は万国共通なんです。
私たちは英語でのコミュニケーションは出来ませんが、ロープワークでコミュニケーションがとれました。次回はロープワーク寸劇、国際信号旗寸劇を考え上演してみたいと思いました。
下知地区は長期浸水する。救助は宮古市長が言われるように「海からやってくる」のですから。下知地区ではロープワークと国際信号旗は、「必須科目」になりました。
(写真は 2017年3月2日JICA研修生の皆さんとの意見交換会です)
横田政道さんが、下知コミュニティ・センターの3階ベランダから、津波で流され、逃げ遅れた人を救助するためにロープを垂らし、釣り上げる「イメージ図」を作成いただきました。
山田伝津館の菅野和夫さんが「ロープワークで漂流している人、逃げ遅れた人を引き上げることができる。」と言われていました。
「大湊小学校と大湊保育所の立地位置から避難方法を電話で聞きました。
そしたら、いずれも近場の避難タワーに駆け込むことになっておりますと近場にタワーが完成し逃げ込めば助かると安心しきっているようです。それが送って頂いた大湊避難タワーでした。
DVDを送り、このような津波がくることを想定してロープとブルーシートを準備するか、逃げる際に持ち込むように話しましたら首を傾げていました。
話して納得して頂きましたが実現出来るかどうか。
大湊小高見節生校長さんから聞きましたが、200名収容で屋上には備蓄品もあるとか。
話しましたが、備蓄品は生き延びた方々が利用できるのであって、その前にやることがあるのでは。
それは、タワーまで在校生58名の命をいち早くタワーに誘導できるか。子供らがロープにすがって同一歩行で走る。
学年別前後には端端を持った職員が監視しながら急ぐ。
タワーに向かっている際に過呼吸や狭心症で倒れた児童が出た場合、ブル―シートに包んで職員や高学年の子供等に運搬させる。万が一タワーに辿り着いて避難者200名の中から死者が出た場合はシートで包んで生徒には見せない。等に使える。
こちらでも、3.11当日坂を駆け上っていたおばあちゃんが急死した例がありました。
避難ビル、タワーにロープ、ブルーシートの備えを訴える資料造りに勤しんでいます。
出来ました見て頂きたいです。
山田伝津館 菅野和夫」
(香南市夜須町坪井・津波避難タワー)
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