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2017.09.25

何のための解散総選挙なのか?

 安倍首相は今日の午後、記者会見を行い、28日の臨時国会冒頭に、所信表明演説もせず、野党の代表質問にも答えることなく、「いきなり」衆議院を解散するといいます。衆議院を解散し選挙となれば、700億円の国費が費やされることになります。

 安倍首相の言われるように、本当に北朝鮮情勢が緊迫し、戦争前夜ということであれば、外遊することは出来ないし、まして総選挙と言う「政治的空白」をこしらえることはいかがなものかと思いますね。

 8月に内閣改造を行い、「仕事人」を閣僚に据えたはず。その実務派大臣たちは1度も国会での質疑をすることなく総選挙により罷免になります。僅か2か月足らずの閣僚期間でした。

 午後の記者会見で安倍首相が一体何を話すのかある意味注目です。
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 要するに「自民党に対する信任投票」でしょう。であるならば「医療費・介護費負担増額させ、国民をより苦しめた」こともあります。「アベノなにがし」の経済政策は効果が上がっていません。景気回復の実感がありません。1部の大企業、1部の金持ちは減税され儲かった事でしょうが、国民各位はますます生活実感が悪くなりました。

 安倍首相の目的は「憲法改正」だけです。国連総会前後の動きを見ますと、安倍首相はトランプ米国大統領べったり。2人の関係は良いようですが、「浮いている」ように私には思えました。北朝鮮も孤立しているでしょうが、日米両国も孤立しているように思いました。
 
 「北朝鮮への圧力強化」だけで危機が本当に回避するのでしょうか?万が1戦争ということになれば、日本国には北朝鮮ほど近い日本海側に多数の原子力発電所があります。攻撃されメルトダウンすれば日本国はお終いです。福島第1原子力発電所の後始末が未だに出来ない日本です。制裁だ戦争だと言う人は足元を見つめて下さい。原発をすべて廃炉にしなければ国防なんぞできませんから。

 世界1の軍事大国(常に戦争している意味で)、世界1の情報機関を有するイスラエルは自国での原子力発電所建設を断念しています。軍事力と情報収集能力をもってしても原発は防衛できないと言う歴然たる事実がありますから。

 そのことを考慮して、防衛対策を立てたうえでの「圧力強化への支持」をしているのでしょうか?極めて疑問です。それこそ「平和ボケ」と言うのではないでしょうか。

 既に今の自民党はかつての「国民政党」ではなく、極右のファシスト政党に変質しています。「ファシズムを許す」訳にはいけませんので、もし選挙になれば自民党=極右ファシスト政党を支持することはできません。

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