「弘瀬金蔵の真実」を聴講しました。
2017年9月8日(金)は、いつも金曜日の昼間には母(91歳)を連れて買い物や、活き活き100歳体操に出掛けているはりまや橋商店街の「はりまや夜学」に午後7時から出掛けていました。講師は絵金研究家の村上純一氏でした。
絵金はもともとはりまや橋商店街近くで生誕したという史実があり数年前から、はりまや橋商店街で「絵金生誕祭」をやっていました。正直「おどろおどろしい」「グロテスクな錦絵」という絵金の絵は興味がありませんでした。
しかし村上純一氏は「絵金は芝居絵だけではない。元々狩野派の土佐藩ご用達の絵師でした。両親は髪結いでしたが、医師である弘瀬家へ養子に行き、裕福な生活をしていました。」と言います。
「やまと絵や美人画も多く描いています。屏風の絵も描いています。」と言われました。確かに画力がある人です。デッサン力も凄いと思いました。
「贋作騒ぎで罪人扱いされたと言われていますが、土佐にある多くの神社の絵馬をたくさん描いています。罪人が絵馬を描けるはずはありませんから。わたしは史実ではないと思います。」と村上さんは言われました。」
講話は初めて聴く話ばかりでした。会場に展示されている屏風は髙いレベルで描かれた作品でした。9月7日に高知新聞に掲載された記事の影響もあり、50人が聴講していました。Sさんご夫婦にも会いました。Tさんにも会いました。
なんだか「世界観」が少し変わったように思いました。良い講演会でした。
来週89月15日(金)のはりまや夜学会は「南海地震に備えて」という題目で、岡村眞高知大学名誉教授)の講演会です。午後7時からはりまや橋商店街の広場です。
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