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2018.02.12

広告主・ファーストの五輪の現実


日本経済新聞・春秋_NEW_R
 2018年2月10日(土)の日本経済新聞1面のコラム「春秋」の文章はなかなか辛辣。「なるほどそうだったのか」と思わせる文章でした。

 書き出しはこうだ。

「平昌五輪のフィギアスケートは午前中に始まる。巨額の放映権料を支払っている米NBCの要望で米時間のゴールデンタイムに中継するためだ。
 選手は試合前の食事や練習時間を考慮し、未明に起床する。体内時計の調整が勝敗に響く。スポンサーファースト故の苦労だ。」とあります。

 なるほどアメリカの視聴者第一の配慮があったのかと納得しました。さぞかしアメリカの市民はTVを「見やすい」時間帯に五輪観戦をして満足しているのかと思いきや実はそうでもないらしいとのこと。ある大学教授が独自の調査をし分析していました。

「多くのスポーツ愛好家が、CMの過剰さや番組の編成方針にストレスを感じている、と言うのだ。」とあります。一体どういうことなんでしょうか。商業資本主義大国アメリカらしい事情がそこにはあるようです。

「競技に関心が薄い層の視聴率を上げるため選手がいかに試練を克服し、栄冠を勝ち取ったのかという「人情話」を放送する傾向が顕著という。

 競技そのものに集中したい視聴者を中継専門の有料放送に誘導し、収益を最大化する戦略らしい。「株主に対し義務がある」というNBC幹部のコメントが論文で紹介されている。」

 そういえば2020年の東京五輪(夏季大会)もまさに日本が1番暑い8月に開催されると言うのも、やはり巨額の放映権料を支払うアメリカの放送局のご都合によるものです。マラソンなどが無事に開催できるのか。酷暑の東京で大丈夫なのかとも思ってしまします。

 アメリカのあるツイッターのやりとりではこう言われているらしい。

「NBCと北朝鮮の国営放送。どこが違うの」。と揶揄されているとか。

「需要に合った番組が提供されぬ共通点を皮肉った。独占も独裁も、過ぎれば不幸ということか。」

 なるほどと思いますね。今年6月にモスクワに開催されるサッカーW杯にしても全試合放映雄するのは有料チャンネルだけ。予選でもイングランドVSベルギー、ポルトガルVSスペイン、ドイツVSスウェーデンなど見逃せない試合がありますが、地上波では宝放映されない可能性もあります。

 五輪やサッカーW杯は、民族や宗教の壁を超えた交流が期待される巨大イベントです。それを特定の私企業が囲い込み少数のお金を支払える人だけの有料チャンネルだけで放映するなんぞ本末転倒です。

 中田英寿元選手が、紛争が続くパレスティナでサッカー教室をしたり、世界中から非難を浴びている北朝鮮が五輪やサッカーW杯予選に参加するなんぞえいことやないかと思いますから。それだけに無料で全世界の人達に五輪やサッカーW杯はTV観戦させるべきであると思います。

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