市議選の開票結果を見て
2019年4月22日の高知新聞に、高知市、室戸市、宿毛市の3つの市議会議員の開票結果が掲載されていました。高知市では34人の当選者、9人の落選者の票も掲載されています。
高知市におきましては、地域代表の高木妙さんが2920票を獲得され、10位で5回目の当選をされました。市議会議長職で地元周りが出来ていないとの焦りもありましたが、結果は前回(2015年)より83票多く、順位も13位から10位に躍進していました。
結果を見ますと組織政党の共産党は7人、公明党は6人が全員当選されています。立憲民主党、国民民主党、社民党も1人ずつ当選しました。34人中16人が組織政党関係者です。半数近くを占めています。投票率が歴代最低を記録(36・55%)する中では、組織政党関係者の「強さ」が目立ちました。
現職議員が引退され、地盤を引きつがれた候補者である木村旦さん、神岡俊介さん、島崎保臣さん、海治甲太郎さんは順当に当選されました。
現職の近森正久さんは、85票差で落選。伴武澄さんは255票差、下知地域の2人目の市議を目指していました中野勇人さんは264票差で届きませんでした。「もう1歩」でした。
地域防災活動真摯にをされておらている川上政寿さんは、637票、西田政雄さんは422票でした。やはり政党や組織がない無所属候補者には当選ラインは高いようです。
政党や組織がない無所属候補者の中で、横山広大さん(44歳)、甲木良作(33歳)は初挑戦で当選されました。2人とも広範なサポーターがフル回転されたようでした。
古希を過ぎたベテラン現職議員も頑張りました。氏原貴詞さん(70歳)、吉永哲也さん(72歳)、川村貞夫さん(72歳)、福島明さん(72歳)も全員当選されました。
投票率が低いほど、より選別は厳しくなりますね。しかし、それだからこそ当選された議員と支持された市民の絆はより深まりますね。基礎自治体の議員選挙や首長選挙は身近ですので、とても大事です。
投票率36%ということは、10人中6人は選挙に行っていません。行かない理由はいくつかあるのでしょうが、やはり高知市民は「民度が低い」と言われても仕方がありません。
室戸市議選(投票率65%)では、知り合いの沢山保太郎さん(75歳)が落選し、宿毛市議選(投票率68%)では山上正一さん(66歳)が3回目の当選しました。両市とも高知市民より民度が遥かに高いです。
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