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2019.04.03

北部地域医療カンファレンス

 2019年3月29日は、「第40回北部地域医療カンファレンス」が、高知市安心センターでありました。主催は高知市医師会。医療関係者が100%参加されていました。昨年5月に亡くなった父(享年100歳)の主治医であった植田一穂先生からお誘いがあり「部会者」でしたが参加しました。

 司会進行を植田一穂先生がされていました。講師の先生は2人でした。
 「これからの褥瘡対策 地域で取り組む予防ケアと治療](高知赤十字病院 形成外科部長 中川宏治氏。「認知症患者の食支援」(高知県歯科医師会理事 在宅療養支援歯科診療署島田力氏。

 所詮は私は門外漢。わからないことが多い。しかし懸命に傾聴していますと、わたしなりに理解できたこともありました。印象に残った事柄を記述します。

「これからの褥瘡対策 地域で取り組む予防ケアと治療」について

「体圧分散マットレスで圧迫を排除し、褥瘡の防ぐことが出来る。」

「高齢者は皮膚層が薄く、ちょっとした打ち身から深刻な事態になります。」

「急性期病院も地域との関わりが大事です。外来診療が困難な深い褥瘡患者のために、訪問診療を始めました。」

「床ずれ川柳があります。

 「発赤は 床ずれ知らず 赤信号」

 「欠かせない 心のケアとスキンケア」

 「父親へ 2時間ごとの 恩返し」

「急性期医療病院の役割は、地域にスキルを伝達すること。共通言語と共通認識が必要です。」

 カンファレンスというのは、共通言語と共通認識があればこそなんだろうか。病院で主治医や看護師、薬剤師、相談員、理学療法士など様々な職種がチームとなり、治療の方向性を話し合うものであるとのことです。

 「認知症患者の食支援」

 [人生は口から始まり、口で終わる。」

「アルツハイマー型認知症は誤嚥がが少ない。レビー小体型認知症は誤嚥が多い。」

[唾液が大事。のどの力が落ちているかどうかの見極めも大事です。それに気づかず家族がどんどん食べさせて、のどにつかえて窒息することもあります。」

 慢性腎不全(ステージ4)の父は植田一穂先生のご指導で在宅治療で頑張っていましたが、急激な腎機能の低下で、急性期病院に緊急入院しました。ICUに入院し、緊急透析して、危ない事態は回避できました。

 身体が回復するまでは、鼻からの栄養チューブは感染症予防にもなり納得できました。しかしその状態が思惑長期間続きました。父は自分の歯がすべてあり、唾液も多い人でした。誤嚥はおそらくないと思っていました。しかし担当医はがんとして口から食べ物を食べさせてくれません。父の身体機能はみるみる衰え、歩けなくなり、口から物が食べられなくなりました。

 講演では廃用症候群は防げるとのことでした。でも父の事例はとても残念でした。

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