東日本大震災の被災地の今と、復興の課題に備える
2019年7月27日(土曜)の午後18時30分から、下知地区減災連絡会主催での防災講演会「東日本大震災の被災地の今と、復興の課題に備える」が下知コミュニュティ・センターにて開催されました。
講師は高知市職員で山本美咲さん(地域防災アドバイサー)と中山瑞希さん(高知市地域防災推進課・下知地区担当)でした。今年の3月9日から11日まで、宮城県の石巻市・名取市の東日本大震災から8年目の被災地を訪問し、地域で活動されている支援団体や住民組織のメンバーの方と面談し意見交換されたようです。山本さん、中山さん以外に橋村さん、横山さんの4人の市職員がご自身の年休と自己負担で行かれました。ですので価値があります。
「防災活動を仕事や地域活動を通じて高知市の住民を見ると、伸び悩んでいるように感じる。」
「今こそ東北の現実を目を向け、東北で学び、高知で活かしたい:。」という熱い想いで行かれたようでした。現地の住民組織の要の人達は、14回ぐらい震災後東北を訪問し交流されている坂本茂雄下知地区減災連絡会事務局長(県議会議員)が紹介されました。
あらためて大川小学校の悲劇には打ちのめされます。事前対策の必要性と現地検証の重要性をあらためて感じさせました。記録にない津波が来たこともあります。事前の検討で、そうした「油断」をつぶさねばと強く思います。
「東日本大震災当時は、被災者の定義は、避難所に避難された人でした。一部損壊などで、あるいは家族に身動き出来ない人を介護されている人は「被災者」ではありませんでした。
チーム王冠は在宅避難者の支援グループを立ち上げました。30世帯ぐらいを1つのグループにし、必要品の配布支援を行っています。」
また石巻市のAR事業の説明もありました。それは防災情報を永続化し、自分の地域がどれぐらいの状況になるのか興味がありますね。災害後の市街地の状況の確認になりますね。
名取市の現状も報告いただきました。復興計画を住民の意見を全く聞くことなくごり押ししたので対立しました。スタートが遅れましたが、今は閖上のまちづくりは真剣です。
断片を書き留めました。直後に4人で報告書なっているとか。
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