災害後の再建は極めて難しい 事前対策を
2019年10月12日に下知コミュニュティセンターで映像プロジューサーである田中敦子さんの講演と上映会が行われました。高知新聞の海路記者も取材に来られ記事にされていました。
見出しにありますように「来高の制作女性『早期再開 平時の備え重要」とありますが、まさにそのことを常に思い自分なりに努力はしてきました。
2012年年末に、県が公表した浸水予想地図が高知新聞に公表されて以来、二葉町の地価は下落。40年前に父が購入した時より4割は下落していると思います。つまりは現在の土地建物を売却し、津波や浸水の恐れのない地盤の固い高台基地へ移転することは難しくなりました。それ以外の方法で、事前対策をしなければなりません。
倉庫に在庫し、車で運搬することを極力やめて、可能な限りメーカーから直送にする努力をしました。当然利幅は減ります。また手形支払いを減らし、集金も現金にしていきました。長い時間をかけて努力しています。零細企業にはとても大変で努力が必要です。
田中敦子さんの話にあるように「ネット社会に対応」しないといけないので、昨年スマホ対応型のホームページに従来の会社のサイトを再構築しました。再構築開設からまもなく1年になりますが、好調です。やったかいがありました。でもまだまだネット社会にはついていけないところがあります。
つまりは「バーチャル会社」にしようとしています。ネット上に会社は存在させる。経営者が生存し、ネット環境にある場所に居れば、会社は存続できるという考え方ですね。父の時代の取引先は少なくなり、新しい取引先を増やさなければなりませんが、これからが正に正念場です。
でも今は自分の会社の仕事がたまらなく面白いので、ときに残業も休日勤務もいとわず働いています。いままでは自分の会社の仕事が面白いと思ったことはありませんでした。昨年から心底面白いと感じています。そこが大きく変わりました。
「業務提携の必要性」「災害時相互支援協定」「地震・津波保険への加盟」「企業同士のグループ化」など早急に検討課題はいくらでもありますね。即行動しないとだめですね。
事前復興計画で1番大事なことは「生活を再建すること」ですね。それをやり続けることが私の最重要な減災活動です。経済的な基盤がないと地域防災活動もできませんから。
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