中土佐町の防災まち歩きをしてみました。
その1 久礼津波避難タワー
2020年2月8日ですが、合同研修の候補地の1つである高知県中土佐町久礼地区を防災まち歩きの下見をしました。ご案内いただきましたのは中土佐町の防災士の谷脇裕美さんです。若松町の橋本富士夫さんと一緒に歩きました。
まずは話題の津波避難タワー純平。久礼の海岸にそびえ立つ円形型の津波避難タワー。2014年に避難タワー本体が完成、接続路が2016年に完成。総工費5億円かけて完成したようです。
この津波避難タワーには斜路があります。階段もあり、3階部の高さが14Mですが、海抜6Mの土地に立っていますので20Mの高さでした。
建設されて今年で6年目ですが、亜鉛メッキ部の1部には錆が出始めています。3階部で標高20Mという事でしたが、高さが足りないのではないかと思いました。
岩手の津波語り部の菅野和夫さんが言われるように、逃げ遅れた人を救助するためのロープや、万が1、20Mの高さまで津波が来た場合は、ロープを利用して流されないようにする必要がります。
防災倉庫にロープなどが省機材としてあるかどうかが気になるところです。
また問題は大正市場付近の住民の人たちに複数聞きますと「海の方向へ逃げる気にならない。」「逃げるなら久礼小学校だ。」と言われる人が多い。
高台の避難場所が「遠い」ように思いました。要するに久礼地区の津波避難タワーは、大きな久礼のイベント(カツオ祭りや。久礼八幡様の大祭」などの場合の津波避難タワーではないでしょうか。
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