叔母の通夜と葬儀に行きました。
2020年8月29日(土曜)は叔母の通夜式、30日(日曜日)は昼間は告別式に行きました、通夜式は1人で、告別式は母(94歳)と家内と3人で行きました。
今回の叔母(享年90歳)の死去で、父の8人兄弟姉妹は皆亡くなりました。1番上の叔母(父の姉)が101歳、父が99歳、叔父(父の弟)が92歳、2人の叔母(父の妹)が90歳と、8人兄弟姉妹のうち5人が90歳を超えた死去なので、「長寿一族」なのかもしれませんね。
今回亡くなった叔母は、実家の農家から20歳の時に商業者に嫁ぎ懸命に働いて生きてきました。気難しい創業者の舅ときつい姑に苦労し、慣れない商売を体で覚え得意先を増やしていきました。2人の子供たちは優秀で国立大の医学部を卒業し医者になりました。
叔母が55歳ぐらいの時、ご主人が癌で60歳の若さで他界し、苦労をされました。以後30年間細腕で商売の火を守られていました。日曜祭日も店へ出て働いていました。郊外の家からバスで店へ行かれて働いていました。
店舗で商材に囲まれて接客している叔母は活き活きとしていました。数年前に自宅で転倒し、自力で歩くことができなくなり、子供たちの勧めで、自宅を売却し特養へ入所しました。
「ここはなにもすることがない。泣きたいぐらい退屈だ。早く死にたい。そのことばかり考えている。」
「20歳の時に嫁に来て働いて働いて、私の人生なんだったろうと考えたら泣けてくる。」
と面会に行けば悲観的なことばかり言っていました。
でも2人の子供たちは医師になり、またその子供たちも医師になっています。商売も従業員の人が継承し屋号を引き継がれています。叔母は悲観的な発言ばかりされていましたが、「いうことのない人生」ではないかと思いました。
僧侶のお経の合間の説話で「人生ははかなく短いもの」と言われていましたが、長いようで短い。くよくよ考えていても誰もが寿命が来ます。
ここ8年ぐらいの間に父の兄弟姉妹の5人の葬儀に行きました。やはり「悔いのない人生」でありたいと強く思いました。
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