「浸水しない家」に期待したい
高知の低地の市街地(海抜0Mから2M以下)は2800ヘクタールあり、その地域に13万人の高知市民が居住しています。地震学者によれば、「あと14年以内に起きる」確率の高い南海トラフ地震では、最大この地域は2M地盤沈下します。
1000年前は海の底でした。地震は自然現象。それが災害になるのは、「住んでいる人間が悪い」のですが、「そうなる」とは全く知らずに土地や建物を購入し、市や県に納税している善良な小市民は、高台移転できるお金持ちでもないし、今更どうしようもありません。
高知新聞2020年9月11日号の記事「浸水しない家 開発中 水害対策に官民連携」「浮く家も登場」「被害減と早期復興期待」と見出しにあります。
記事にはこう記述されています。
「浸水しない家には、強化ガラスを使った3層の窓を取り付け、新開発の防水材などで隙間を補強、玄関ドアには自動車に使われるゴムパッキンの技術を応用した、
エアコンの室外機は高い位置に取り付け、排水管には逆流を防ぐ特殊な弁を設置した。」
「特に被害が大きいと予想される地域向けに、浮力を利用して基礎から建物を浮かせて、水没を防ぐ住宅を開発、船を係留するように、家の四隅を敷地に繋ぎとめ、流されないようにする。」とあります。
私たちも以前「高密度発泡体の避難施設」を小谷鐡穂さんに考案いただいたことがありました。
http://futaba-bousai.cocolog-nifty.com/blog/2018/05/post-5398.html
(下知市街地は浮体式人工地盤で守れ)
少しの知恵と行政も市民もやる気があれば実現可能であると思います。
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