阪神大震災26年目のミニ慰霊祭
2021年1月17日ですが、高知市青柳公園で阪神大震災26年目のミニ慰霊祭(主催。下知地区減災連絡会)の準備に出かけました。
竹でのキャンドルを車に積みこみ青柳公園に午前5時10分過ぎに到着。台車で運びました。既に到着しているメンバーと手分けして、「1・17と並べ。ろうそくに火をつけました。
昨年は生憎の雨でしたが、今年は雨が降らず、意外に寒さをあまり感じませんでした。NHK高知放送局と高知新聞と読売新聞が取材に来られていました。
下知で始まったのは実は20年記念の時から。20年を区切りに高知市でも慰霊祭が終了したこともあり、下知地区では坂本茂雄事務局長の発案でミニ慰霊祭を始めました。
下知地区減災連絡会の会長の皆本隆章さんは、阪神大震災当時は銀行員で神戸に勤務されておられました。
「当時は勤務先の銀行から5キロ離れた寮にいました。物凄い揺れで目が覚めました。同僚の車で支店へ行きました。とても業務ができる状態ではありませんでした。
隣のタバコ屋のおばあさんがおろおろしていました。事情を聴きますと、ご主人が仏壇の下敷きになっっていると。同僚たちとご主人を助け出し、病院へ運びました。共助の大事さを思いました。
今日のような行事があるので、当時の想いを思いだします。」と話されました。
吉本豊道さん(丸池東弥生自主防災会会長)も「当時は大阪で勤務していました。神戸の同僚の様子が気になりました。テレビで同僚がある避難所で写っていました。電車と徒歩で会いに行きました。私が地域で防災活動をしているのも、その体験があるからです。」
わたしは「2008年から交流をしてきた長田区鷹取東地区の皆様の教訓を学んできました。巨額の費用をつきこんだ新長田駅周辺の再開発ビルには店舗が入居していません。復興のありかたを学びました。被災地の皆様が命がけで伝えていただいた教訓を地域に生かしていきたいと思いました。」と述べました。
10数人が参加したコンパクトな慰霊祭でした。得られるこちは多いです。何年経過したから区切りでお終いということはありえません。
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