高知市自主防災会活動事例発表会
2021年2月21日(日曜)ですが、13時から高知市あんしんセンターにて、「令和2年度高知市自主防災活動事例発表会」が開催されました。今年の⒢テーマは「地区防災計画」です。
講演会は2部構成。第1部は「地区防災計画とは何か 全国の事例から学ぶ」というテーマで、鍵谷一さん(跡見学園女子大学教授)でした。2015年から17年前の下知地区防災計画策定ではアドバーサーとして大変お世話になりました。
鍵屋先生の講演会は参加者一同を一体化させるために体操から入ります。それがなかなか難しい。鍵谷一さんの今日の講演会で印象に残ったキーワードを記述してみます。
「ナマハゲは(災害)ボランティア。多くは消防団員。地域の中で避難場所(神社)を日ごろから使う。神社までの参道を整備している。確実な避難方法は同行避難です。」
「命を守る防災のコツは、早く逃げる。」
「地震対策は家を強くし、家具を倒さないこと。」
「敵は自然ではなくて、正常化の偏見」
「正常化の偏見は根拠のない自分だけは大丈夫との思い込み。自分にとって都合の悪い譲歩言うを無視したり、加商評価したりしてしまう人間の特性」
「地区防災計画は、多様性を歓迎します。多様な人がつながらないといけない。」
「障害者と一緒に助かること。」
「3人の人を5人で支援する。」「電話をかけるだけでも支援」
「行政は絶対にできないが、町内会に登録している住民だけを全力で助けます。入会していない町民は無視します。逃げようとしない人は助けないという判断も必要です。」
「福祉・防災・地域の連携し、強みを生かし、弱みを補完する避難支援体制をつくること」
鍵屋先生の講演を聴講したのは久しぶりでした。今まで習っていたことをいくつか思いだすことができました。下知地区では実践段階に入りました。議論してきて、良かれと選抜されたことを今後は地域で実現させるための行動が求められます。
川上政寿さん(高知市潮江南防災連合会事務局長)は「潮江南地区での地区防災計画策定」という事例発表をされました。潮江南地区は伝統的に半世紀前から地域コミュニティ活動が盛んです。高知市内で珍しいほど地域が一体化しています・
「顔の見える地域」「名前で呼び合う地域」こそが、災害にも強い地域となる。と川上政寿さんは言われました。印象に残った川上さんの言葉を記述します。
「地区防災計画も地域コミュニュティ計画も基本m的な考え方は同じであります。」
「市役所の地域防災推進課と地域コミュニュティ推進課がばらばらにそれぞれが活動するのではなく、連携して地域をもりあげていくことが大事なことです。」
「アンケートは大人たちだけでなく、小学生にも同じ内容でとりました。4年生、5年生からもしっかりした意見もたくさんありました。」
「過去のコミュニュティ計画は、ハード整備の事業ばかりでした。20年経過して、地域の状況や課題が変わってきましたので、見直しが必要になりました。」
「潮江南祭りは地域の伝統。世代間交流になxgつています。」
「コロナ禍の中では地域の大勢の人を集合させることは難しい。子育て世代をに声がけをして、今後の計画策定会議や地域活動の参加者を増やすことができます。」
なかなか内容のあるお話を聴講できました。
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