差別に負けない音楽文化の逞しさ
物凄い中身の濃い映画でした。
2021年4月3日は朝からどん曇り。低気圧接近中で「海の散帆」は諦めていました。すると家内が自主上映映画で「ランブル 音楽界を揺るがしたインディアンたち」(ゴトゴトシネマ主催・会場:喫茶メフィストフェレス2Fシアター)へ行きました。
家内が「映画へ行こう」というので、腰痛持ちの私と、右足が痛いという家内との「老・老」コンビで堀川の浮桟橋を歩き、アーケード商店街も歩いて、大橋通りの喫茶メフィストフェレスまでいきました。
音楽系のドキュメンタリー映画と言うので、正直それほど期待はしていませんでした。理屈っぽい映画好きの家内であり、字幕なので多分途中で寝るかもしれない(毎朝4時起床なので)と思っていました。しかし内容はさにあらず。物凄く内容の濃い映画でした。
https://rumblethemovie-japan.com/ (公式サイト)
1960年代から世界的にロック音楽のカウンターカルチャー文化が展開しました。その音楽の神髄にアメリカの先住民のインディアン達の音楽が深く関わっていました。衝撃でした。
ジミヘンドリックスやボブディラン、ジュンレノンやザ・バンド、ブルースやジャズ、ヒップポップ音楽まで広範な影響力があったという真実にも驚きました。家内ほど音楽文化に詳しくない私でも感動しました。
ゴトゴトシネマさんがこの映画の「紹介文」を簡潔に書かれていましたので、引用させていただきます。
「ブルース、ロック、その他多くのアメリカン
ポピュラーミュージックには、インディアン
の血が深く影響を及ぼしていた!
小5からキッス、クイーンにはまり、
その後ストーンズ、ツェッペリン、ピストルズ
と渡り歩いたゴトゴトシネマでも知らなかった
驚愕の事実が次々と!
一般的に黒人音楽発祥と考えられてきた
ブルースやロックが、実はインディアンとの
混血により生み出されてきたことのわかる
目からうろこのドキュメンタリー映画。
予告編はリンク・レイばっかりなので、
正直どうなのかなと思ったのですが、
はっきり言って衝撃でした。
マルディグラとかは好きで良く聴いていたので、
農園から逃げた黒人奴隷と、かくまった
インディアンとの間に混血が進んだ
と言う話は知っていましたが、
これほどまでに多くのミュージシャンが、
インディアンのルーツを持っていたとは!?
正直、このインディアンの血が、文化が
入らなければ、ブルースやロックは生まれて
いなかったのではないかと思えるくらいです。
エンディング曲の歌手カレン・ダルトン!
こんな人がいたなんて知りませんでした。
最後にみんなで一緒にこのチェロキーの血を
引くシンガーの歌に酔いしれましょう!」ということです。とてもいい映画でした。
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