「10年後の今を考える」展示会へ行きました。
2021年5月8日(土曜)ですが、高知市藁工ミュージアムにて展示されていました「10年目の今を考える」展を家内と一緒に見に行ってきました。
なんと展示会は明日5月9日(日曜)が最終日です。
まずはいの町在住の清岡明さんの絵画作品が登場します。鮮やかな色使いと、構図の面白さに目を惹かれました。2011年の東日本大震災前、直後、3年後以降で画風の変化がありました。
作者は防災・減災に関心が高く、具体的な事前減災対策も作品にされていました。「伝える力」がある人であると感心しました。
西村知己氏の写真と文章も印象に残りました。大木裕之氏の映像(7分)も流されていました。被災地の風景や外国の風景が細切れに映像でつなぎ合わされていて不思議でした。
また地元の坂本茂雄さん(下知地区減災連絡会事務局長)の写真と文章も展示されていました。石巻市の門脇小学校の写真でした。2015年6月20日から23日まで坂本茂雄さんが呼びかけられた「東北被災地交流ツアー」の第1日目に、石巻市の日和山へ登り、その後門脇小学校跡へも行きました。
http://futaba-bousai.cocolog-nifty.com/blog/2015/07/post-8315.html
坂本さんは「児童と地域住民は、津波から逃れ門脇小学校の校舎に逃れたものの、自動車が次つぎと校舎にぶつかり炎上し、校舎は火災につつまれた。その時先生方が教壇を橋代わりにして、裏山の日和山へ逃げるように誘導し、全員が助かりました。」と話していただきました。
実際に現地で見ました。当時の記録写真もあとから見ました。
藁工ミュージアムの3人の学芸員さんやスタッフの方の展示にかける真摯な想いのこもった文章も読ませていただきました。
展示会は8日までです。是非鑑賞されることをお薦めします。
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