国会審議せず自民党総裁選挙はおかしい
菅首相が突然辞任を表明したので、政権政党自民党の総裁選挙は注目度が高くなりました。しかし自民党党員でもない国民各位は投票権もなく、テレビや新聞で自民党内部の権力闘争の様子を眺めるだけ。
政策論争は聞こえず、派閥の動向がどうのとか、だれが優勢化の下馬評が聞こえてくるだけで「国民不在の暗闘」ではないか。
何より驚いたのは自民党総裁選挙は9月17日告示、9月29日投開票とのこと。なんと13日間もあります。
一方で投開票日は不明ですが、今年任期満了になる衆議院選挙。こちらも公示から投開票日まで13日間です。自民党総裁選挙は衆議院選挙と同じ期間というのもおかしいと思いますね。
「デジタル庁」を強引に発足させました。選挙期間を6日に短縮して、投票も候補者演説もすべてリモートでやればいい。簡単にできるはず。それをしないでコロナ禍の大変な時期に1政党の(国政政党とはいえ)13日間の政治的空白をつくるべきではありません。
なにより政府と東京都・大阪府のコロナ対策が失敗・破綻し、全国で10万人ともいえる自宅療養者がいる現実を自民党関係者はどう思っているのか。
「政治的空白」をつくりながら国民不在の権力闘争にかまけていることなど許されるわけがない。「災害級のコロナ禍」を作り出したのは自民党政府と東京都です。
どうあれ次期の自民党のリーダーは「自宅療養は辞めます。すべての国民が等しく医療を受ける体制をつくります。」が最大の緊急の公約にならなければ嘘です。
自民党の総裁選挙は「コロナ対策」が最大の争点のはず。衆議院議員選挙も同じです。解決策を示さなければ退場するしかありません。
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