コロナ禍を経験して考える避難所運営
2021年12月19日(日)でしたが、高知市防災士連絡協議会(筒井康行会長)の令和3年度第1回定例会が防災研修会として高知市あんしんセンターで開催されました。
講師は高知市保健所所長豊田誠氏(高知池大学卒(医学博士)です。演題は「コロナ禍を経験して考える避難所運営」でした。
5つの項目について話されました。
①新型コロナ感染症について
②高知での第1波~第5波を経験して
③コロナ禍の避難所運営
④新型コロナ感染症について
⑤コロナと心のワクチン
講演で印象に残った言葉を記述します。
「10年前に災害支援ということで宮城県南三陸町へ行きました。津波で破壊された街並みを見て言葉が出ませんでした。」
「この2年間コロナ対応をしてきまして、防災対応と同じであるという意識で仕事をしてきました。」
「コロナ感染者の8割は1週間経過しますと回復傾向になります。20%が重篤になり、高度の治療が必要になる場合があります
「コロナ感染症がやっかいなのは、症状は表に現れる前日が感染リスクが1番高いというデータがあります。」
「3つの感染症があります。第1の感染症は病気です。第2の感染症は不安です。第3の感染症は差別です。」
「高知市では感染者が25人平均位を最大値で想定していましたが、第5波は8月26日に86人という感染者になりました。これはもう災害だということで、災害時対応を職員皆が意識して対応し、乗り切ることが出来ました。」
「コロナと心のワクチンという文章を書きました。それはお互いが信頼し合い支え合うことがコロナ禍の不安やデマなどを克服することになるからです。
まさに豊田所長は高知市のコロナ禍のなかにあって保健衛生のアンカーマンです。実践を踏まえた言葉にはとても説得力がありました。
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