閖上だより NO7
一般社団法人ふらむ名取の編集部代表の格井直光さんより。「閖上だよりVOI・O7 2021年冬号」を送付いただきました。東日本大震災直後に発行された「閖上復興だより」が60号で一区切りをつけられ。「閖上だより」で再スタートされて2年目(?)なんでしょうか?
地域の絆を確認する「地域コミュニュティ紙」として再スタートして7号目となりました。A3サイズで大き目の字で記事が印刷されていますので、最近老眼が進行した私でも苦痛なく読むことができます。
SNSなどの電子媒体も普及しています。でも全世代型の情報伝達手段としては紙媒体は優れています。日本人は100%自国後の文字が読むことが出来、読後に批評できる能力があるからです。とても重要な試みであるといつも感心しています。
1面は閖上地区での芋煮会レポートです。11月7日(日曜)に閖上中央町内会は、閖上公民館で避難訓練をしました。終了後参加者各位は芋煮会を行い交流を深めたそうです。
「地区の避難所が公民館になっているため備えを知る目的です。中略 。一度経験を積んでおくと有事の際に、慌てずに避難行動が出来ます。命を守る行事を行いました。」
今年の二葉町総合防災訓練と同じ日でした。町内の避難場所である下知コミュニュティ・センターの設備や防災倉庫の備品の確認、感染症対策もおこないました。
http://futaba-bousai.cocolog-nifty.com/blog/2021/11/post-dfcd60.html
(2021年二葉町総合防災訓練・報告書)
2面は参加者各位が自分を支える心の歌を確認し合う催しが閖上中央第1団地集会室にて行われました。
題して「自分史ばなし あの頃,あなたも私も若かった!!」ということで「昭和世代」の思い出話に花を咲かせていました。
またシンガポールの歌手SACHYOさんのリモートコンサートも10月16日に行わました。閖上を遠いシンガポールから励ましていただいています。絆は近隣だけでなく海外にもあることに驚きました。
3面は「閖上散歩」と「閖上自転車紀行」のお話。実践なさっている人たちの地元ネタなので説得力がります。車で通過するだけではわからない地域の姿が垣間見れます。
「震災前に日和山、新町地区をつなぐ人道箸があればよかった。中略 今思えば「地震があったら津波の用心」の先人の言葉が死に伝わらなかったのが残念でなりません。」と書かれてありました。
事前防災対策にはどの地域も事業予算がつきませんが、重たい言葉です。
4面は閖上地区にある地名の由来話です。編集者からは「その日に備える防災メモ」はとても参考になりました。
閖上の教訓
地震があったら津波の用心
からぶっても!いいんでねえの助かれば
昭和三陸津波の石碑
津波が来ない
避難所から勝手に移動しない
文明の利器を過信するな
地元企業の協賛広告も地域の情報として貴重です。
あらためて「地域コミュニュティ紙」の重要性に気づかされました。閖上地区の皆様に感謝申し上げます。
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