« 50年経過しても悔しい思い出 | トップページ | 腰痛改善リハビリ・ウォーキングは3年目 »

2022.03.02

連合赤軍50年

d0b49f21
 2022年2月28日は、「連合赤軍事件から50年」の日です。軽井沢のあさま山荘に人質を取って銃器で武装した5人が、警官隊の突入で全員逮捕され、人質も無事でした。


 


 警察官2人が殉職しました。民間人1人も亡くなりました。


 


 1972年2月28日は、私は高校を卒業できなくなり、この事件を自宅で母と2人で見ていました。当時「信仰」していた毛沢東思想がこの事件で崩れされました。
sekuto


 


 偏狭で狭小な「革命史観」ですべてを解釈し説明することなど到底不可能。連合赤軍は、ロシア革命のカリスマ独裁者レーニンの「民主集中制」という組織原理から派生しているだけに、構成員は逆らうことが出来ず、仲間の殺害と絶望的な武装闘争に加担し破滅してしまいました。


 


 当時一時的に興隆した新左翼系の社会運動も道連れにして滅亡してしまいました。連合赤軍事件前後の新左翼党派間の「内ゲバ」抗争も重なり、絶望感もあり、国民各位が政治に対して失望感を抱きました。以来「政治のしらけ」「社会運動の停滞」が日本社会に続いています。


 


 「世界的な排外主義・差別許容の風潮を憂う。」


 


 多様性を否定する自国優位主義、民族優位主義、差別主義の台頭が最近世界各地で目立つ。日本でも「復古主義」で排他的な自民党の長期支配が継続している。「偏狭な復古主義的な世界観で、すべてを推し量り支配しようという強引さ」が目立つ。最近では「野党」の維新までが憲法改正を言い立てていますね。


 偏狭で排他的が故に、結果世界中を敵にまわし、多大な犠牲を自国民にも近隣諸国にも強いて無残に破たんした大日本帝国。その「破綻した国」に戻ろうとして憲法改正を叫ぶ理屈は、理解不可能です。排外主義と独善主義、差別主義が混じっている「復古主義」に政権政党の自民党が支配されていることが怖いです。

 本来なら社会運動が興隆して、偏狭な排外主義や差別主義を退治しないといけない筈。連合赤軍事件とその後の市左翼セクトの精細な内ゲバの蔓延で日本の社会運動は見る影もなく衰退しました。残念なことですね。

|

« 50年経過しても悔しい思い出 | トップページ | 腰痛改善リハビリ・ウォーキングは3年目 »

コメント

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)


コメントは記事投稿者が公開するまで表示されません。



« 50年経過しても悔しい思い出 | トップページ | 腰痛改善リハビリ・ウォーキングは3年目 »