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2022.08.18

兵士の命は不平等

兵士の命は不平等814高知新聞_NEW
 高知新聞2022年8月14日の終戦特集の記事「兵士の命は不平等」「上官」負傷者見捨て脱出」は、心に突き刺さる証言でした。

 証言者は元空母赤城の整備兵だった須藤文彦さん(101歳)。1942年20歳で新婚の妻を残し、空母赤城の乗り込みミッドウェー海戦の遭遇されました。

 日本海軍が戦力的に優位でありながら、無能な作戦参謀のお陰で待ち伏せ攻撃を受け、空母4隻が沈みました。

 炎上する赤城の中で負傷兵を見捨て真っ先に脱出する時x上官たち。逃げながら上官は「着水したゼロ戦パイロットを救え、他は死んでもいい。」その命令が胸をついたという。

 8月15日の放映されましたNHK総合の『ビルマ絶望の戦場」も補給を無視した無謀な作戦でした。しかも多数の兵士が飢えと疫病に苦しみ倒れていく最中に、将校たちが軍用機で真っ先に戦地を脱出しました。

 番組の中で敵方の英国軍将校が「日本軍の最大の弱点は作戦の失敗を認める道徳的な規律がないことだ。」といわれていました。


「なぜ作戦は失敗したのか」「何が立ちないのか?」の反省や検証もされないから、果てしなく敗北し続けたのでしょう。

 ごく一部に帝国陸海軍を無条件に評価する人がおられますが、負傷する部下を見捨て1番先に脱出する将校のいる軍が強い訳はないし、情けない限りですね。

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