軍拡で平和は構築できない!
高知新聞2024年4月下旬ごろの記事(共同通信配信)は「世界軍事費377兆円最高」「23年ウクライナ51%増」と見出しがあります。
なんともとてつもない金額ではないか。1位のアメリカが9160億ドル(1ドル150円で概算すると137兆4000億円)です。2位の中国が推定で2960億ドル(44兆4000億円)です。
3位がロシアで推定1090億ドル(16兆3500億円)です。
ちなみに日本は502億ドル(7兆5300億円)です。軍事費の上位5か国は、アメリカ、中国、ロシア、インド、サウジアラビアで世界全体の61%を占めています。
スウェーデンのストックホルム国際平和研究所は「前例のない軍事費の増加は、世界の安全保障環境の悪化を反映している」と分析しています。ロシアは軍事費がGDPの5・9%になっています。局地戦の「特別軍事作戦」ですが国家経済の負担は大きいです。
イスラエルの軍事予算は275億ドル(前年比24%増。円換算で。4兆1250億円)です。パレスチナ自治区ガザへ軍事攻撃をイスラエルは続けていて3万2000人のガザ市民を殺害し、ほとんどの建物を破壊しています。ガザの再建にはイスラエルの軍事費用の何倍費用がかかるのか見当がつきません。
最近ではロシアのウクライナ侵略戦争や、パレスチナ自治区への軍事攻撃による都市の破壊活動で、よ入り平和が訪れたかと言いますと真逆です。
それに対し、戦乱の荒れ果てたアフガニスタンに1人で現地の人達とともに用水路工事を面々と行い、砂漠を緑地(農地や牧草地)に替え65万人の人達の雇用を生み出した日本人医師中村哲さん。武器を持たずにアフガニスタンの人達も平和と仕事を作り出しました。
http://dokodemo.cocolog-nifty.com/blog/cat24396750/index.html
(映画 荒野に希望の灯を灯すを鑑賞しました。)
2019年に中村哲さんは何者かに殺害されましたが、意志を継いだ現地の人たちが継承し灌漑工事は続き農地は増えています。私たちは偉大な日本人がいることを忘れたらいけないと思います。
「人殺しの国際貢献より、人助けの国際貢献を」。実践なさった中村哲さんの意志を大事にし、平和を大事にして「人助けの国際貢献」を日本人が多くするようにしなければいけないですね。
軍事費用が拡大したら誰が得するのか。それは特定の企業だけです。死ぬのは国民です。
世界の軍事大国が中村哲さんを見習い、武器を捨て去り、砂漠をみどりに帰る行動をすれば、地球環境問題も片付くだろうし、皆が幸せになる世界になりますから。
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