「関係人口」を読んで
「関係人口 都市と地方を同時進行で生きる」(高橋博之・著・光文社新書・2025年3月刊)を図書館で借りて読みました。
本のカバー裏に「関係人口」と著者の履歴が書かれていました。長い引用になりますが、書き写してみます。編集者の文章と思われますが・・。
「高橋博之、岩手県花巻市出身。「都市と地方をかき混ぜる」を旗印に、食べ物付き情報誌「東北食べる通信」を創刊し、生産者と消費者を”顔の見える”関係で結ぶ産直アプリ「ポケットマルシェ」を手がけ、ついには東証グロース市場に上場を果たした男。
その最大の武器は「言葉」。全国47都道府県wぉ何度も巡り。車座で語り合い、地域の声に耳を傾けながら自らの考えを磨いてきた。「関係人口」という、今や地方創生の象徴となる言葉を生み出し、世に広めたのもこの男である。
地方だけでなく都市も限界を迎えつつある日本にとって。lpンp「関係人口」は救いの哲学となり得るのか-?
深い洞察と情熱を詰め込んだ、新時代の地方創生論がここにある。」(書籍のカバー表紙の裏に書かれている編集者の解説文)
著者の高橋博之氏は、岩手県花巻市出身。1974年生まれですので、わたしより20歳も若い現役世代。「ポケットマルシェ」の創業者とか。
https://poke-m.com/ (ボケットマルシェ)
単なるボランティアではなく、ビジネスで普段から地方と都市部を繋ぐ活動を経済活動(ビジネス)でしているだけに言葉に説得力があります。
一読して「正論」であると思いました。高橋氏の言葉を、県知事や子xg使い議員も傾聴し、官僚の人達も「何とかしよう」とする以後気はあるようです。
ただ地方に住む私等からは「具体化」した事例はまだ見ることは出来ません。
最近「2拠点生活」などを言葉を発見し、その生活を実践して、ビジネスにした人が高橋氏であることもわかりました。
私等は「もしもの時の疎開を前提とした、顔の見える地域交流」を海抜0Mの低地の市街地の高知市二葉町と、山間部の仁淀川町長者地区との交流を有志で13年間続けて来ました。8月23日に「防災キャンプ」を仁淀川町の広域避難所にて実施する予定です。
http://dokodemo.cocolog-nifty.com/blog/2025/04/post-9839e2.html
(仁淀川町へ行っていました。)
わたしらの活動も高橋氏の言う「関係人口」ではないかと思います。しかし高知市も高知県も、広域避難所の実績第1号が「高知市と仁淀川町との広域避難協定」と数少ない事例しかないので、なかなか動きが取れないようです。積極的な支援までに至っていません。
やっている方向性は間違っていないので、諦めず、へこたれず、やり続けるしかありません。行政側も学識者も積極的なご支援は未だにありません。やり続けることで「社会に認めていただく」しか方法はありませんから。
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