やはり危険な大型雑貨店
2025年2月18日に海抜0メートルの高知市東雲町に鳴り物入りで開店した全国展開する大型雑貨量販店。高知県進出は初めてのこともあり開店以来連日大盛況。近所なので複数回買い物に行きました。

私は防災士なので気になることが沢山あります。買い物客や従業員の災害時(店内火災時や南海トラフ巨大地震時)の避難誘導や防災対策は皆無でないかと気になりました。
出入り口は1か所のみ。店内を1周して買い物して、出口付近で会計をする。店舗の回遊性を高め、「ついで買いを」誘う巧みな導線づくりと感心します。「量販店でなくテーマパークである」という説明にも納得はします。しかしこの店舗は大変危険であると指摘します。

①海抜0メートル地帯の平屋店舗。南海トラフ地震時の安全対策が全く見当たらない。積み上げ陳列は地震時に商品が床に落下し通路をふさぐ可能性が高い。
②わかりうる出入り口が1か所なので停電時などの場合、店内混雑時に買い物客を安全に誘導できるのか疑問?
③南海トラフ地震ではこの地域震度は6強。地盤は最大2メートル沈下する。1階店舗は水没する可能性が高い。安全にどこに避難するのか不明。
④避難場所の掲示や表示が店舗内に全く見られない。隣接する丸池川から海水が押し寄せた時に、どこへ買い物客は逃げたらいいのかが不明。
多数の人が集まる商業店舗は「安全がすべてに優先する」姿勢で経営していただきたい。
この文章を書いたのが3月頃。以後近所ですが1度も行かないですね。
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