日本経済新聞の1面コラムは面白い

若い人を中心に「高市早苗首相の支持率が80%」と高いらしい。高市さんは蓮舫さん同様に、若い頃テレビ番組に出ていました。テレビという媒体は「瞬殺」で言葉を言わないといけない。10秒、長くて20秒の持ち時間で、はきはきと活舌良く自己主張をしないといけない。
「日本をてっぺんにする。」とかいう言葉も意味不明ですが、(日本国は有史以来1度としててっぺんになったことはありません。
なにをもって高市首相は「栄光をもう1度」的な発言をするのか意味不明です。真偽はともかく、短く印象に残る言葉をはきはき言われるので、インスタなどになれている「短い言葉で表現」「あとは動画で」の世界に慣れ親しんでいる一部の若者には支持はされるとは思います。
でも問題は「中身」ではないですか。日本経済新聞のコラムは鋭くそのあたりを書いています。
「横須賀の空母ジョージ・ワシントンの演説会場にはトランプ大統領の持論である「力による平和」の大看板がかけられていた。トランプ氏の隣で高市首相が満面の笑みを見せていた。首脳会談の28日は、力による平和の方向に日本が踏み出した日ではなかゅただろうか。」
次の言葉には、鳥肌が立ちました。
「時代の移りかわりははやく、最近まで民主主義対権威主義や西欧的価値観への反発が論じられていたが、いつしかそんな議論が現実からずれている感じがしはじめた。
目下は中国やロシア、北朝鮮の「力による現状変更」肯定か、米主導の「力による平和」かという、ちからの対立とみるのがしっくりくるように感じられる。」とあります。そういわれてみればそうですね。
コラム記事の筆者は辛らつに書いていました。
「高市首相が今トランプ氏をノーベル平和賞に推薦するのも外交の方便にとどまらず、「力による平和」へのコミットであるように思われる。首脳間の良好な関係を築いた大仕事は見事だった。
今後はまた霧とした表情に戻って気分屋の大統領と意見を戦わせ、日米同盟が国益から外れないよう、注意をお願いしたい。」と書いていました。もっともであると思います。
世論の一部に「卑屈極まりない対米隷属外交だ。」「芸者外交だ。」とか蛇蝎のように批判する意見もありますが、多くは気難しいトランプ大統領、韓国の大統領、中国のトップリーダーとも会談が決裂することなく、無難に乗り切ったことは評価します。
ですが問題は中身であります。特にノーベル平和賞を公然と推薦したのは、イスラエルのメタ二エフ首相ぐらいではないのではないのか。6万人も非戦闘員のパレスティナ人を虐殺した首相が推薦するノーベル平和賞はおかしいと思いますね。
まして「国防省」を「戦争省」と名称を変更するなど、おおよそ平和の使者とは言い難い。このあたりは高市首相は軽率だったとわたしは思います。
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